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Public C:E
 

クローズアップ:エゴイズム -アブノーマルエンド- 原案版

視点がころころ変わるでござる。ADV想定で描いたので描写不足でござる
バッググラウンドも補完不足でござる。雰囲気で読むでござる!

―――もう限界だ。
食糧も、薬も、水もなにもかもが足りない。
凍える空間には止まらない泣き声とカリカリカリと固いものを噛む音、何を言ってるかわからない独り言。最悪のトリオだ。
ううんわかっていた。これは終末への恐怖として行われた延命。
でも延命なんていうのはいずれ崖に直面して私たちは落ちるしかなくなるのだ。
この『喧嘩』は最初誰が始めたんだったか、どんどんその規模を広く広く……果てには世界へ。

「!ぐっ……

……ああそうだった。この病気の所為で希少な薬を求めて争い始めたんだわ。
黒く腐敗した右腕を見つめる。少しずつこの穢れは身体を蝕んでいくのだ。
見た目が悪くて命に別状ないならまだよかったのだけど。
触れるだけで灼熱の痛みを感じるし肌のみにとどまらず内部にまで至り腐らせてしまう。
進行に個人差があるこの病気に対し開発された薬は結局遅延させるだけ。

「どっちみち死んじゃうんだ、はは……生きるだけ無駄だったわよね。」

私の視界は暗く、狭まっていく。

希望なんてない。
神様に見捨てられた世界がやっと終わるだけ。
天国はあるだろうか。家族に会えるだろうか。
だったら、いいのかもしれない―――……


「君はまだ倒れるべきじゃない」

「ほら。最後の希望を持ってきたんだ」

―――俺と取引を、契約をしてくれ」