鬼火と唄

本編



📝13話
登場する予定だったよその子さん▷▷
全員

【ファフサイド】
・ぷちりょーしゅか本拠地に到着すると既に各場所で戦闘が起きていた。ハリーさんは最初にカムチャッカさんと一騎打ちした際重症を負いオルガさん達から治療を受けている。他メンバーは本拠地から流れ出す膨大な魔力に誘われ出現した魔物達の退治、市民の手当てや避難の誘導、そして大きなステンドグラスのある建物の真下でティミリアくんとカムチャッカさんが争っていた。

※下記カムチャッカさんの過去を予想していますがあくまで非公式FA&シャフとファフ√の内容になります(108式あるとの事なので

カムチャッカさんの背後では魔力を搾り取られ気絶しているアイリスちゃんの姿が。そばに妖精から人間程の大きさになったイゾルデちゃんが監視し警戒の体制でカムチャッカさんの援護をしている。

・ファフは地割れや落石から市民を安全な場所まで案内しながら二人の会話を聞く。ここでカムチャッカさんはファフに渡した満月のブローチは監視の為(タイミングよく酒場に現れた理由)であり、結界を張ったのも彼による犯行だった。

内容はファフの想像以上に政府のやり口が最低でティミリアくんの片腕が剣と合体しているのもある種の実験結果であり、他にも陰で犠牲になった者達は少なくなかった。カムチャッカさんはティミリアくんの兄であり、愛する弟を悲惨な目に合わせる政府を恨んでいた。

勉学に励んでいた幼少期に元々危険人物として禁書に封印されていたイゾルデちゃんを契約を通し解放。イゾルデちゃんとは昔からの大切な存在であり、愛していた。そして今残りの禁書を全開放させる意味も、弟のティミリアを愛しているが故の手段を問わない行動だった。それがかつて長年の付き合いであるハリーさんの制止の声を振り払ってまででも。
カムチャッカさんもティミリアくんも愛する者の為に命をかけて戦っているのである。

・事情が明かされファフはシャフを見る。ファフの強い眼差しにシャフは静かに頷き最大の魔力をファフへ差し出し、彼女は弓矢をカムチャッカさんへ向け射抜く。かつて妹や弟のように可愛がってくれたカムチャッカさんの事を想いながら。「カム」と叫ぶ。

渾身の一撃は彼やイゾルデちゃんを通り抜け拘束されたアイリスちゃんを解放。それにより魔力の源は途切れ、イゾルデちゃんの魔力が弱まりカムチャッカさんが振れ始める。

・二人の決着。ティミリアくんはアイリスちゃんをを救出し、カムチャッカさんは敗れ、イゾルデちゃんの膝のもとで見守られながら痛みで気を失う。子どもの頃を思い出させる彼の解放された表情にイゾルデちゃんは頭を撫でながら敗北を認めた。

・膨大な魔力を使用した事によりシャフの姿がさらに薄まり今にも消えそうになる。ファフは必死に周りへ助けを求めるがどうする事も出来ず、彼女は涙を零しながら訴える。

✅シャフ、ファフ
「やっと、やっと仲良くなれたのに、あなたの事も知れたのにっ、」
………
「駄目消えないで、置いていかないで……!」
『お前はもう一人じゃないだろ。それにもう自分の足で立ち上がれる』
「ぼ、く、シャフが言うほど強くない……シャフがいたからここまでこれただけ!」
『─────いいや、違う。お前は強いよ、ファフ』
………!」
……………ありがとう。俺はお前の強さに救われたし、感謝してる』
………っ、………ずるい、よその言い方、」

最期が近いと思われたその時。背後から物音がし振り返る。
そこには眠る希望姿のシャフを抱えたユンくんがいた。全力で走ってここまで辿り着いたユンくんは、ところどころ負傷していたものの息を切らせながらも「シャフは!?おま、ファフちゃんもみんなボロボロやん!」と話す。


【ユンくんサイド】
・唄声を辿ると真っ白な扉を発見。重たい扉を開いた瞬間そこは宇宙のような景色になり急に足元の床が消え逆さまに落下。
落ちる前にクッションになる道具を使用したもののしばらく痛みで唸っていると、隣から聞き覚えのある戸惑いの声が。瞼を上げ起き上がり隣を見るとそこには少年姿のシャフが目を丸くして彼を心配していた。

・シャフは当時奇跡の唄で「希望」「絶望」に形(肉体/器)を与える奇跡を引き起こしていて、ユンくん達が接したのは希望姿のシャフだと話される。
予め希望姿のシャフから過去の話を聞いていた為か割とすんなり聞き入れるユンくんはとりあえず此処から出よかと彼に言うが少年姿、本来のシャフは寂しげな表情で静かに首を横に振る。

・カムチャッカさんらの魔力放出の影響により外で爆発や地割れが起こっていて、揺れる。さらに魔力を最大限に使用した希望姿のシャフの身に危機が訪れ、この場所がユンくん達がいる世界から切り離されそうになる。

事情を知らないユンくんへ本来のシャフは希望姿のシャフの肉体を差し出す。この屋敷が全焼する前に自らこの場所に踏み入れ、希望の奇跡を引き起こす唄声で魂のみを最後にやり取りを交わしたファフへ移動させたのだという。
全身やけどを負っていた肉体は不死身により全治し眠っている。希望姿のシャフは自身の肉体は既に本来のシャフの肉体の中へ還っていると思っており、代わりに届けてほしいと頼まれ承諾。

・ユンくんは諦めきれず本来のシャフの手を引き希望姿のシャフを担ぎながら出口へ。扉の前まで戻ったところで本来のシャフから背中を押される。慌てて振り返り手を伸ばすが届かずそのまままた落下。途中で気絶。

✅シャフ、ユンくん
ドン!と背中を押される。
「なっ……
「"言っただろ。此処には来ちゃいけないって"」
「は、お前、……その、言葉、……っ、待て!」
………"きみは俺がどんな姿になっても、どんな化け物でも、こうして見つけてくれたんだね"」

「"ありがとう。そしてどうか俺のやり方を許してほしい。一番最初の友達を死なせたくないんだ。"………ごめん、ね」

本来のシャフのその振る舞いはまるで出会った頃の態度と言葉。最後の最後でとあるシャフの気持ちを代弁したのである。
扉はまた固く閉ざされた。


・次に目覚めると屋敷は全焼した状態に戻っていた。白い扉はどこにもない。
ユンくんは希望姿のシャフを担ぎぷちりょーしゅか本拠地へ急ぐ。


▷▷こうして二つのサイドが繋がる。