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キリカ
2022-06-22 21:39:12
9980文字
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しんご
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アオ主140文字のお題のやつ
書いたら纏めていくよ(ง ˘ω˘ )ว
文字数に余裕がないので多分字下げなしになります
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4
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6
『お前ごときに、救えるものか。』
品川の件の後、彼はよく魘されていた。
「夢に出てきたもうひとりの自分がね、二人を助けられなかった僕に何が出来るんだ、って言うんだ」
力なく呟く少年に、それでも自分は彼をサポートし続けると告げる。
あの時彼自身もショックだったろうに、慰めてくれたことに報い、寄り添いたいと願うのだ。
(2022.07.15)
=====
『待て、は得意じゃない』
「ア、アオガミ。待て」
スッと膝を突く神造魔人の首には、首輪と己の手へと繋がる鎖がある。
少年は目を泳がせた。
「
……
やっぱりこういうの、慣れないね」
もうやめようかと言い掛けたが。
「私はそう悪くはないと感じるのだが」
金の瞳は満更でもなさそうな色をしている。
「そ、そうなの」
(2022.07.16)
=====
『叶わない約束なんて、しないでよ』
その日は割と時間があったので、一緒に周辺を歩いて回った。
「また時間がある時に散歩しよう。それから
……
何かアオガミが気に入ったり好きになったものがあったら、僕に一番に教えて欲しいな」
「ああ、必ず伝えよう」
(結局、何が好きかも聞けなかったな)
独り、静かな王座の間での追想。
(2022.07.17)
=====
『キミ専用口説き文句』
「少年、プリンが二個あるようだが」
小さな卓にコンビニで買ってきたものを出す少年の手許を眺める。
「だって、アオガミと一緒に食べたかったから
……
ダメ?」
食事を必要としない自分だが、食べられなくもない。
こてんと首を傾げて見上げられると、否とは言えなかった。
「君が望むのなら」
(2022.07.18)
=====
『甘えることを教えたのは、貴方だから』
「少年、表情に疲れが見えるようだが」
「そう? 少し気疲れしちゃったかなぁ」
合一中は殆ど疲労なんてもの感じないから、うっかりしていた。
「少し休むといい」
「うん、ありがとう」
言われるままに、アオガミの肩に頭を凭せ掛けた。
この年になって、誰かに甘えるなんて縁遠かったのにな。
(2022.07.19)
=====
『惚気はいいので、用件を』
「彼は思慮深いのもあってか、機転が利く。私のサポートも上手く利用して
……
」
いつになく饒舌に話すアオガミ。
「こちらにいる時も変わらず私を気遣ってくれて
……
先日などは
……
」
「そうか
……
」
先に彼とは上手くやっているかと話を振った手前、さっさと用件を伝えろとは言えない越水だった。
(2022.07.20)
=====
『おいしいごはんになれるといいけど』
銀の光沢を帯びた手が頬に触れ、右側だけ伸びた髪を指先が撫でる。
が、眼差しは逸らされ、手も離れた。
「すまない、今の私は冷静ではないようだ」
その背は扉の向こうに消えた。
「うあ~もう!」
ベッドに突っ伏し、ポコポコと枕を叩く。
彼になら、それこそ食べられてしまっても構わないくらいなのに。
(2022.07.22)
=====
『オオカミさんの味見』
赤ずきんを言い包めた狼は、花畑に案内を
――
「少年。やはり私は君を騙すことは
……
」
「うーん、でもそういう場面だから。ね?」
少年は籠の中のお菓子を、着ぐるみを着たアオガミの口に入れる。
もぐもぐ。
「ちゃんと終わったら一緒に食べよう」
笑む少年に、彼は了解と言う代わりに頷いた。
(2022.07.22)
=====
『幸せかどうかはともかくも、』
出会えたことが幸運だったと、彼は言った。
自分が悔いなく何かを成し遂げることが、彼にとっての幸せなのであれば。
(いや
……
幸せかどうかはともかくも)
頭上に広がる空間を見遣る。
遥か遠くに輝きの源を擁した暗闇を。
後戻り出来ないところまで来てしまった。
もう前に進むしかないのだ。
(2022.07.23)
=====
『いやお前が言うな。』
「最近、敦田って長官にべったりだよね」
「な
……
!?」
少年の指摘にユヅルは愕然とするも、改めて冷静に考えてみると。
「いや、それは」
そこでドアが開いた。
「あ、アオガミ。もうメンテ終ったの」
入ってきた神造魔人を見るなり嬉しそうに寄っていく姿を見て、溜息をつくしかなかった。
(2022.07.24)
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