万丈
2025-04-23 15:41:10
3298文字
Public 小説
 

破壊神の影

【AI生成】【二次創作】【天空戦記シュラト】
ルドラ神族が滅んでからアスラ神軍が誕生するまで。
インドラ様の明日はどっちだ。
🔄2025/05/31
前の話→雷帝インドラの半生
前の話→異動宮の夜、王の戯れ
次の話→夜の鎖
大戦後の話→雷帝の贖罪


第三章:破壊の波紋

シヴァとインドラが旅を続ける中、黒の光流の影響は天空界に広がった。
光流は触れた者の心を狂わせ、破壊の悦びに駆り立てた。村や集落は荒廃し、神殿は崩れ、かつての平穏は失われた。

インドラはそれを見つめ、灰色の瞳に深い悲哀を宿した。

「王よ、この破壊は、本当に貴方の望まれるものなのですか」

シヴァは笑みを浮かべ、答えた。

「インドラ、破壊は新たな創造の第一歩だ。そなたも、その真実を悟る時が来る」

彼の声は深く響き、インドラの魂を揺さぶった。

かつてなら、インドラはシヴァに異を唱えたかもしれない。
だが、ルドラの民の血が彼の心を縛り、すべてを諦めた彼は言葉を紡げなかった。シヴァの視線に戸惑いつつ、忠誠の鎖に縛られ、シヴァの側に留まった。

次第に、黒の光流に飲まれた神将や民が、シヴァの周囲に集まり始めた。
彼らはシヴァを崇拝し、破壊を謳歌した。

「シヴァ様こそ真の神! 破壊こそ解放だ。」

彼らの叫びは天空界の集落に響いた。シヴァは彼らを従え、赤い瞳で遠くを見据えた。

インドラへの言葉は少なくなり、ただそばにいることを求めるような眼差しが、時折感じられるだけだった。

インドラは黒の光流に飲み込まれなかった。
唯一、彼の心は正気を保ち、ただひたすらに痛んだ。ルドラの民の記憶、天空界の荒廃――それらを前に、彼はすべてを諦め、シヴァに意見することを放棄していた。

灰色の瞳には、ただ悲しみが満ちていた。