榎本奏江
2025-04-04 04:56:15
13727文字
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【実さに】引き寄せ合う運命力【現パロ】

Twitter(X)のサークル機能で書き殴った現パロ実さにのまとめ。
最初だけ書き下ろしで、後は簡単にまとめただけ。


〇恭香に言い寄られる実休〇
「私……ばかりズルい……です。私だけが、あなたに……
僕の気も知らないで君はどんどん僕の中に踏み込んでいく。
君はもう少し、自分の立場を分かった方がいい。
「僕を――、大人を揶揄ってはダメだよ」
「あっ……、じっ……きゅう……さん?」
「君みたいな子は、簡単に食べられてしまうよ?ほら、こんな風に。僕だって、君を襲った悪い人たちと変わらないんだ」
「あ、あのっ……実休さん……っ」
「怖い思いをしたく習いなら、そんな――、」
なんて顔をしているんだ、君は……
実休は恭香の両手首を持ったまま、首元に顔を埋めた。
「んっ……あっ、えっと、」
「駄目だよ、そんな顔しちゃ……どうして、君は――!」
「だって、私……実休さんとなら……大丈夫だって、怖くないって言ったらウソだけど、でも、あなたとなら、その……
「駄目、だよ。自分を大切にしないと。僕の決意を揺るがさないでほしい」
「えっ?」
「ごめん、なんでもない。今日のところは帰るよ。今度は君の部屋ではなくて、外で勉強しようね」
「待って、実休さん! 待って……!行かないで……
「恭香ちゃん……
実休は振り返り、自分の背中に抱き着く恭香を抱きしめた。
「本当はもっとちゃんとした形で君に伝えるつもりだったのに、今じゃなくて、もっと後になってから……
……っ、じっ、」
「好きだよ、君のことが。君が思っている何倍も君のことが好きなんだ。そして、色んなことを我慢している」
「へっ?えっ?えっ……
実休の抱きしめる力が強くなる。
恭香の耳から伝わる実休の心音がとても速いことに気づいた。
抱きしめ返したいのに、実休が強く抱きしめてくるから手を回せない。
こんなに体格差があれば、恭香は簡単に実休に全てを奪われてしまう。
実休は恭香の耳元に自分の顔を摺り寄せた。
「それだけは分かって?僕には僕の立場があるから、分かってくれると嬉しいな……。君なら、分かってくれるよね?」
「は……い」
「すべて終わったら、ちゃんと伝えるから、その時はこの後全ての人生と僕の立場を覚悟して君の恋人になりたいと考えているから、今は我慢して。僕も、我慢するから」
「はい……。わかりました。待ってます」
「ん、いい子だね。僕も色々頑張るから、待っててくれるかな?」
「はい、待ってます」