榎本奏江
2025-04-04 04:56:15
13727文字
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【実さに】引き寄せ合う運命力【現パロ】

Twitter(X)のサークル機能で書き殴った現パロ実さにのまとめ。
最初だけ書き下ろしで、後は簡単にまとめただけ。


〇恋の自覚(恭香編)〇
10月中旬ぐらいの休みの日のお昼すぎに図書館辺りでいつもより早めに勉強していた2人。夕方頃終わらせて外にでると人がごった返していた。
「わあ……人が多いね。どうしたんだろう?」
「長船さん、今日は町の秋祭りですよ!」
「秋祭り?」
「はい。収穫祭?企業の商業祭?みたいな町興しです」
「そんなのあったんだ
「暫くの間、中止になってましたからね。私もまさかこんなに人が溢れているなんて思ってもいませんでした」
「塾の場所まで行くの大変そうだなあ気をつけて?」
「はい
人混みの中、無意識に実休の服の裾を掴んで歩いていたけど、押し寄せる人に流されそうになって手が放れてしまう。
「あっ……
「大丈夫?」
……っ!」
「はぐれないように僕に掴まって?」
「は、はい……」(長船さんの手すごく大きいな。長船さん、人混みの中だとすごく大きい人だってわかる。他の人より頭ひとつ分も高いんだ)
「恭香ちゃん、大丈夫?顔色悪そうだけど?」
「だっ、だい……丈夫で!ただ、こんな人混み久々で
「今年の夏祭りとか行かなかったのかい?」
「はい。高校の全国大会と被っていて。それに、今日の秋祭りも受験勉強のことで頭がいっぱいで忘れてました」
「そうだったんだ。あ、そうだ。ちょっと来て?」
すると実休は並んだ屋台に行き、何かを買うとすぐに戻ってきた。
「はい、どうぞ」
「わぁあ!りんご飴だ!」
「ふふ、りんご飴、好きそうだね」
「はい、大好きです!えっとこれ
「少しぐらいお祭りの雰囲気楽しまなくちゃね。それに、いつも勉強頑張ってるから僕からのご褒美、だよ?」
「あ、ありがとうございます
恭香が食べてる途中でりんご飴食べたこと無いみたいな話になって、恭香が「食べてみますか?」って出したのを「ありがとう」と言って食べようとしたけど、理性が働いて寸前のところでやめて「これは君に買ってあげたのだから、君が全部食べてほしいな」と、頭を撫でて食べない実休。
ちょっとショックだけど、納得する恭香。
これをきっかけに本格的に恋に落ちる。
最初は6歳も年上だし、妹のように見られているし、恭香自身も【兄】のような感覚で見ているつもりだったのに、恋と完全に自覚してしまってどうしようもなくなってしまった恭香。
「こんな時期に恋ってするものなの?やだなぁせっかく受験に集中していたのに……ずっと長船さんの事ばかり考えている。こんなのダメだよ……
でも、考えてるつもりなくても無意識に実休の事ばかり考えていて、早く塾の日にならないかな?とか、勉強の日以外にも会えないかな?とか考えている恋する恭香ちゃん。