榎本奏江
2025-04-04 04:56:15
13727文字
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【実さに】引き寄せ合う運命力【現パロ】

Twitter(X)のサークル機能で書き殴った現パロ実さにのまとめ。
最初だけ書き下ろしで、後は簡単にまとめただけ。


〇最初の話〇
塾の帰りにいつものようにコンビに寄って家に帰る途中、変な男に絡まれてたところにバイト上がり実休に助けられる桔梗。

「こんな夜遅くに独りで帰るのは危ないよ?友達とか一緒じゃないのかい?」
「塾の友達は帰りが反対方向だからいつも1人なんです。今までこんなことなかったから平気だったんですけど
「見知らぬ人の僕が言うのも変だけど、君1人じゃ危ないから、途中まで送るよ。信用ならないなら、家族さんとか呼んでもいいし」
……両親は今、単身赴任で居ないんです。頼る人だれも居なくて。今日だけお願いしてもいいですか?知らない人と言っても、よく行くコンビニの店員さんであなたの顔は知ってるので、全く知らない方よりは信用できます」
……、そうか。わかった。僕のこと知ってたんだ」
「ええ。何回かお見かけしたことはありますよ」
「ふっ、そうか。僕も君のことはたまに見かけてたよ。そういえばどうしていつもこんな時間にここに来てるんだい?」
「塾の帰りです」
「ああ、目の前の塾の生徒だったんだ。僕も昔はあそこに通ってたんだよ。懐かしいなあ」
「そうだったんですね」
「ずいぶん昔の話だけどね。と、言うことは、君は受験生かな?」
「はい」
「そうだったんだね。これからの時期、大変だよね。頑張って」
「ありがとうございます。あの、ここらへんで大丈夫です。ありがとうございました」
「ううん、大丈夫だよ。僕も家がこの通り道でよかったよ。じゃ、気を付けて」
「本当に、ありがとうございました」
桔梗が曲がり角を曲がった後、静かに「跡を着いてくるのは感心しないなあ」と静かな声でついてきてる人を脅す実休とかカッコよすぎない?←
「今日のところは見逃してあげるけど、次、あの子に危害を加えるなら僕、許さないよ?」
足音だけ立ち去る様子がわかる。
(なんだか、大変なことになりそうだな。何も起こらないと良いのだけれど)
別の日、また同じぐらいの時間にコンビニに寄る桔梗。
「この前は、ありがとうございました」
「あの後大丈夫だった?」
「はい、無事に自宅に帰れました。あの、その時のお礼と言ってはなんですけどよかったらこれ、食べてください」
「僕に?」
「はい。ちょっとばかりですけど
「いいのに。そんな気遣い必要ないよ。でも、せっかくだからもらっておくね。ありがとう。ところで、今日の帰りは大丈夫?誰かと一緒?」
「はいっ、今日は方向が一緒の友達が居るので大丈夫です。ありがとうございます」
「それならよかった。でも、帰り道はきをつけてね」
「はい、ありがとうございます!」
その後、普通にバイトを終わらせた実休が帰宅途中、この前桔梗が曲がったT字路を真っ直ぐ行こうとしたとき、引きつくような呼吸音が一瞬、聞こえる。
咄嗟的にその声のする方へ走って行くと、何者かに手首を掴まれた桔梗が襲われそうになっていた。
「その子に何をやっているんだ!」
「クソっ!またかっ!」
……っ!?」
慌てて逃げる相手を追いかけようとするが、桔梗の存在に気づき、追うのを止める実休。
「君……大丈夫?」
あまりの怖さに涙も出なく、固まってしまった桔梗。
「怖かったね。もう、大丈夫だから。ところでお友達は?一緒じゃなかったのかな?」
「とも……、だちと……別れた後……に、突然……、後ろから……
「そうか。途中で別方向になっちゃったんだね。あまり、良いことではないけれど、今日は君の家の前まで一緒に行くよ。ちゃんと、ご両親にこのこと話して、警察に被害届も出すんだよ?」
「はい……。ごめんな……さい」
「謝ることじゃないよ。悪いのは君じゃないんだから」
「はい、ありがとうございます