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シノハラ
2025-03-12 22:29:04
12842文字
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アルカヴェ♀
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アルカヴェ♀まとめ(6本)
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本人の中では明確なポイント制が確立されているものの、ポイントが貯まっているのが顔に出ないため、こいついつも突拍子なくキスしてくるなと先輩に思われている後輩
2023年7月8日
名を呼ばれて、顔を上げた瞬間視界がアルハイゼンで埋め尽くされた。突然の情報量に面食らっていると、唇に柔らかい感触が押し付けられる。二、三度瞬きをしてから、カーヴェはようやく事態を把握した。少し顔を上げて口付けしやすいようにしてやりながら、カーヴェはアルハイゼンの腕に触れて合意を示すことにする。
いつもの事と言われればその通りで、一方で突拍子もないと言うのも嘘ではない。アルハイゼンの挨拶の意味合いを超える口づけは、いつも脈絡なくカーヴェに与えられてきた。聞くに、一応彼なりにキスをしたくなるまでの段階であるとか、理屈は存在するらしい。
ただ、その理屈とやらがカーヴェにはいまいち分からず、今回も不意を打たれる結果になってしまっている。時と場所は弁えてくれているのでクレームを付ける程のものではないものの、吃驚するのは否めない。条件反射で跳ね上がった心臓は精神が落ち着いた今も、カーヴェに先ほどの衝撃を伝えて来ていた。
アルハイゼンがカーヴェの唇をついばむものだから、室内用に使っている淡い色しかつかない保護用のリップがアルハイゼンの唇に移っていく。餌を与えているようだと思っていると、恋人にしか聞かせないための声量でアルハイゼンがカーヴェを呼んだ。
なじるような、乞うような。どちらの意味も含まれていそうなアルハイゼンの声に口元を緩ませて、カーヴェは息を吐くふりをして唇と歯のかみ合わせを緩めてやった。
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