ネツシの話⑦裏のSNSの話【ちょぎくに】


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ある写しのアカウントが消えて、しばらくした後に復活した。
目障りだったがたいして気にも留めていなかった。

が。

ある匿名の毒メッセージをキッカケにその写しのアカウントは爆発的に燃え上がった。
内容は生意気だの、良い気になるななど「ただ文句を言いたいだけでは?」という内容。

それに写しが回答したのが「黙れ、潰すぞ」の一言。

最初はフォロワーの写し達が騒いでいるだけだったが、本歌達まで騒ぎ始めた。
本歌達は「送る方も送る方だけど、あの回答はどうなんだ」とか「煽るだけだよね」など常識的な意見の一方で、裏のSNSでは別の意味で燃え上がっていた。

『別にエムではないけど、ぐっと来たわ。踏まれたい』
『この偽物くん、美人すぎない?めちゃくちゃタイプ。この写しなら潰されても良い

同位体達の変な性癖をこじ開けたようだった。

そして一気にそのアカウントのフォロワーが増えた。約2倍になった。
その殆どが写しだが、写しがこんなにいるはずない。本丸数から考えても1本丸に2振り以上いる計算になる。
しかも写しは機械に疎い個体が多い為、全員がSNSをやっているとは限らない。

つまり、写しを装った別の誰かだ。

裏のSNSを見てるとなんとなく誰なのかわかる。



前見かけた時はこんな感じじゃなかった。
どちらかというと生理的に受け入れられない、不快感が溢れ出すようなアカウントだった。自分に自信があるのが滲み出ていた。
しかし今はそんなものは感じない。



今日もついついホームを見に行ってしまう。

フォロワーの写し達に優しく声をかけ、楽しく会話をしている。微笑ましい。



しかしその日は少し違った。
茶屋で食べたという団子とお茶が映っている写真を投稿したようだ。

写しが健やかで何より、と思ったが、裏のSNSがザワザワしている。

『匂わせだ』
『あの勝ち誇った顔!』
『何あいつ、独占欲丸出しすぎない??』

写真をよく見てみると湯呑みに薄ら人影が映っている。
アップにするとそれは満足そうに笑っている同位体だった。

写しが投稿したお出掛け写真に同位体が映っている、それはつまり、そういうことだ。

このアカウントで写真投稿は少ない。今回茶屋の写真を投稿したのは、きっと同位体の差金だ。写しが人気と知って、牽制しようとしたのだろう。

しばらく裏のSNSでは同位体達の嘆きや悔し紛れの呟きが続いた。

おしまい!(ハッピーエンドじゃない)
お付き合い頂きありがとうございました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°お疲れ様でしたー!



どうでもいい設定
・モブくん(今回の主役)は、心のどこかで極んばくんに惚れてた。

・旧と新のアカウントの違いを、生理的な感覚で嗅ぎ分けるチョーギヤマンバギリ

・ちなみにデートでした。


→長義くん視点