ネツシ③写しを紹介してもらったら本歌だった話【ちょぎくに】


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長義の本丸には珍しいことに写しがいない。
自分も写しにちょっかいをかけて、口喧嘩しつつ、いやよいやよの(?)甘酸っぱい生活を送りたい。

長義はSNSをよく見ている。
ある写しのアカウントを観察していたら、ふと違和感を感じ取った。観察を続けて確信する。

これは同位体だ!

写しは奥ゆかしいと聞くが、これは堂々としている。極めると少々気が強くなるらしいがそれでもこんなに自信満々にはならないだろう。

DMした。
「ヤマンバギリチョーギだよね?同位体だからわかる」
無駄な抵抗があったが、最後は素直に認めた。

『それで?脅すつもりか?』
『いや、俺に写しを紹介して欲しい!』

現状を伝えると同情してくれた。向こうの身の上話も聞いた。色々話した上で彼は言った。

『よし!お前にぴったりの写しを紹介してやる!』
ただし本歌のアカウントが混ざると写し達が不安がるので隠して欲しいと言われた。一も二もなく了承した。

気が合うはずだと紹介された写しは、最初は警戒していたがすぐに打ち解け、仲良くなれた。

好みや意見が合い、同位体も良い仕事をすると感心していた。
仲も深め、良い感じ。信頼もある。
そして「会わないか」という話になった。
恋仲になれる可能性も十分あり得る。

写しに会える!と意気揚々とデートに向かった。

しかし待ち合わせの場所にいたのは、同位体だった。

「どういうことだ!?」
「それはこっちのセリフだ!」
「お前まさかネカマか!」
「そっちこそ!」
「俺は写しだって名乗ってないだろ!」
「『為の』くんの紹介だから写しに決まってるだろ!!」
「お前だって写しじゃないじゃないか!」
「俺はネツシだから!」

気が合うはずだ。
同位体によるとネカマならぬネツシはたくさん潜んでいるらしい。

また写しとの出会いを求めて彷徨うのだった。

ちょぎくに×未成就エンド

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