ネツシの話⑥新規アカウントの話【ちょぎくに】


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(⑤の後日談)

恋刀の目を盗み、新規アカウントを作った。やはり写し達が心配。

知り合いに「転生垢だ」と連絡をした。ある意味閉鎖的空間だからすぐに写し達に伝わるだろう。

しかしとんでもないことが起こった。

自分の居ぬ間に別の『為の』アカウントができていた。
所謂なりすましだ。

「なん、だと!」
しかもフォロワーは1200振りを超えている。
本物はこっちなのに!

『為の』アカウントが2つあることに気づいた写し達がざわつく。
どっちが本物だ?などと言っている。
『こっちが本物だ!それはなりすましだから注意しろ!』

警告を流すが、写し達は大混乱で、どっちを信じればいいかわからないようだ。
何か証拠になるもの、と思い、写し達との思い出を語っていく。

『もしかして、こっちの方が本物じゃないか?』
そんな流れを掴んだ。

(よし!!)

いい流れだ。このまま行けば勝てるだろう。

すると向こうも反撃してきた。
本物だと主張しているらしい。

しかしこっちは色んな写しの相談を受けた身だ。きっと最後には長義を信じてくれるだろう。

しかし流れてきた画像付き投稿を見て驚いた。

それは恋刀の写真だった。




『為のさんにオフ会で会ったけど初だったような?いつのまに極に?』
『修行のために垢消ししたのか?』
『結局写真載せられても本物かなんてわからない』

ざわざわしてる中、あるアカウントが発言する。

『こっちが本物だ!俺、数日前に偶然為のさんに会ったからわかる!』

一気に形勢は逆転。
長義は偽物として爪弾きにされた。

はぁぁぁぁ???なんであいつ俺を装ってアカウント作ってんだ!
それにしても自撮りするなんて珍しいな保存。

流れるような手つきで保存して、文句を言うために恋刀の元へ向かう。

「おい!なんで俺のアカウントのなりすましをしている!」
「この前言っただろ。困っている写しの力になる為だ。変な本歌にひっかからないために」
「だからと言って俺の!」

ぐいっと胸ぐら掴まれる。顔がキスできるくらい近い。

「それに恋刀に他の写しとの交流を許すわけないだろ」

かわいい(´ω`)💕嫉妬かぁ。俺を取られまいとして。なんてかわいい。ちゅーしたい。

しかし伸び上がってキスしようとしても、体を引き寄せようとしても、びくともせず、バタバタ足掻くだけに終わった。

なんで主導権がないどころか、希望も聞いてもらえないんだ!察しろ!

「何やってんだ?ストレッチ?」
「お前と話してるのにストレッチするわけないだろ!キスしようとしたんだ!」

雰囲気が台無し。言わせるな!

……ああ」
胸ぐら掴まれたまま引き寄せられ、心の準備もなくキスされた。柔らかい感触がすぐに離れていく。
「これでいいか?」

「チガウ!ソウナンダケドナンカチガウ!」

キス自体は良いんだが、こう、俺がリードしてとか、良い雰囲気でとか言いたいが、目の前の写しには何も通じない気がする。
労力の無駄だと思うと言う気も失せる。

……我儘だな」
「もうそれでいいよ!」



おしまい!



‎新生『為の』アカウント発足!!
‎\\٩( 'ω' )و ////テッテレー






*書きそびれたこと
・SNSは30日以内であれば復活できるが、30日経ってしまったので新規垢しか作れなかった。

・長義が他の写しとの思い出を語ったが『為のさんのリプ欄見てたらわかる情報だもんな』『写しの相談事を晒すなんてデリカシーがない』という反論があった。


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