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木蔦(キヅタ)
2021-02-28 21:52:06
8388文字
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閉所&暗所恐怖症のまんばの話【ちょぎくに】
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まんばと長義は犬猿の仲。それは誰しも知っている。長義はまんばとの仲を話したことはないし、まんばも自ら言うわけがない。いつもの言い合いも変わることがない。容赦なく毒を吐く。
まんばとの辛口な言い合いの後、加州が首を傾げながら言った。
「なんかさ、国広変わった?」
「変わった、とは?」
まんばがきょとんとして聞き返す。
「なんか前より丸くなったと言うか、前はなんか陰がある感じだったのに、今は明るくなったと言うか」
「そうか?」
「ほら、国広って最初受取箱で消えそうになってただろ?あれ俺も気づいてあげれなくて悪かったなってずっと思ってたんだよね。その所為でなんか不自由なことになってないかなーって」
「それは
……
助かったんだし、別にいい」
加州が気にすると配慮してかまんばはトラウマのことを言わない。言わないのが正解だと思う。今むし返しても仕方のないことだし、もう治ったから問題ない。
「それに長義ともなんかちょっと距離が縮まったというか?だからなんかあったのかなって。」
加州はさすがに勘が鋭い。ジト目で見つめてくるものだから、長義は悪手とわかっていながらも目を逸らした。近侍様には嘘が通用しなさそうだ。
「それよりその書類はいいのか。提出間際なんだろ」
「あ、そうだった!」
加州が慌てて机に齧り付く。
「ん?今の話の逸らし方、なーんか怪しい」
加州がまだしつこく先程の話を突いてくる。
まんばは八つ時の菓子を取ってくる、と言って立ち上がった。障子を開けると陽の光が差し込む。まんばの髪がきらきらと輝いて、長義は目を細めた。
「あ、逃げんの!?ずっるい!」
加州の言葉にまんばは振り返り、人差し指を口元に当てた。
ちょぎくにHappy End!
お読み頂きありがとうございました!
お疲れ様でした!
こちらは東線さん(@atagono2)との合作でした!
とても素敵な絵にお話を付けさせて頂きました!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
■ どうでもいい設定
・蔵に閉じ込められたのは偶然。まんばが蔵にいるとき、誰かが施錠。まんばはすぐ気づき、声を張り上げたが届かず。閉じ込められた、普段ここには人が来ない、いつ出られるのかという不安から、精神状態が急降下。
壁が迫ってきそうで怖くて、布の中で縮こまっていた。
・闇討ちくん=堀川くん
・部屋に来たのはずおたん
・脇差の偵察力vs打刀の隠蔽力、ファィ!!
・初期刀様の観察力vsちょぎくにの隠蔽力、ファィ!!
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