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河童の皿箱
2024-11-23 22:29:49
4518文字
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遊戯王:短め(2024年度)
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もしも時間を遡れたのなら
キスキルリィラ→R-ACE→ダイノルフィア→M∀LICE→電脳堺→P.U.N.K.→クロノダイバー
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『もしも時間を遡れたのなら』。ネットワークの海を、龍笛の音に合わせて鼻歌を歌いながら泳いでいた能楽師は、ふと見かけたそんな話題を浮世絵師に投げかけてみた。「なんか、流行ってるんだって」、と。すると、浮世絵師は「そうだな
…
」としばらく悩んでは、答えた。「どうしても資料が出てこない偉人とか、歴史の人がどこにいたのか、知りてぇかな」。そんな言葉に興味を抱いた雅楽師もまた、頷いた。「あぁ、わしも同じじゃな。加えて
…
焼失した楽曲を知りたい」。人形の調整を終えた人形師も覗き込んでは、深く頷いた。皆が皆、歴史に深く根付いているが故に、知りたいことはいくらでも出てきた。「ある時を境に注目を失った偉人はいつ、どこで死んだのか」。「正体不明の歴史人は誰で、どんな人物なのか」。「戦禍や災害の中で、どれだけの詩や楽器が失われたのか」。「爆発的に発展する前のその芸能は、その前はどんな形だったのか」。話題が上がること上がること。でも、と。浮世絵師は音頭をとった。「こういうのはな、必ず何かの歪みが待っているってぇのが落ちだろ? 俺たちが無理やり歴史を覗こうとして、パラドックスを引き起こして歴史が変わって
……
それって俺たちが知りたかった歴史じゃないだろ? だからさ」。浮世絵師が発した言葉に、顔を見合わせて、笑った。
『きっと、どうもしないんだろう』。
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