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河童の皿箱
2024-11-23 22:29:49
4518文字
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遊戯王:短め(2024年度)
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もしも時間を遡れたのなら
キスキルリィラ→R-ACE→ダイノルフィア→M∀LICE→電脳堺→P.U.N.K.→クロノダイバー
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『もしも時間を遡れたのなら』。近頃、そのような通信を送るようにと指令があちこちを巡る。東西南北に分かたれた門からの通信をひとつひとつ確認し、確かな方向へと導きながら、少女たちは何か変なものが仕込まれていないかどうかも留意していた。どうにも、“穴”を探されている。“穴”を開けられている。自分たちでは、まだその“穴”をどうにかする方法がない。故に、老師は手段を求めて、より自らの霊力を高めるために、ここを留守にしている。今は、自分たちで頑張らなくては。青龍に仕えし剣の娘は、以前に教わった気合を入れるためのしぐさを、かたい手で、かたい頬をカチンと叩いた。ふと青白き目が振り向き、コードの髪が揺られれば、朱雀に仕えし杖の娘と、玄武に仕えし杵の娘が立っていた。「そっちはどう?」、久方ぶりに顔を見た2人、けれど表情も返事も芳しくなく。剣の娘は項垂れ、「でも、みんなのためだから」。そういって、集めた情報を交わす。犯人の尻尾こそつかめたけれど、自分たちの技術を上回るそれは、いつもいつももうちょっとのところで逃げて行ってしまう。
今まで、何かをさぼっていたわけではない。修練だってずっと続けてきた、霊獣たちの世話だって、新技術の研究だって。けれど、自分を上回るようなそれを目の当たりにしてしまうと、どうしても、頭によぎってしまう。少女たちはまた、通信を整理する。その間に、幾度も問いかけられる。
……
『もっと、自分たちも、門も、強くなれるはず。いや、なるしかない』。
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