MN*B
2024-06-21 01:57:52
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Public 蠱毒な夢術廻戦:pixivバックアップ
 

Ep.3 その身に巣食うは__也て

シリーズ中第34話になります。
注意書きは1ページ目、もしくはシリーズ概要の方にあります。

このシリーズの閲覧、ブックマーク、いいねなど…いつもありがとうございます!
お待たせしました。

 
今回、主人公が真人です。
オリキャラが出張ってますので、そういうのが大丈夫な方向けですね。
…真人と順平が仲良くしているのを読みたい方向けかもしれません。(ホラー風味)

次回、一旦の最終話になります。
今期?の〆みたいな感じですかね。
2週間以内にあげます。それと同時に、今後の方針についての文をあげようかなと考えています。



#オリキャラ #夢術廻戦 #真人(呪術廻戦) #吉野順平
2021年11月3日 21:21



 違和感に気づいてからは早かった。
自分の望んだ通りに歩いているようでいていつの間にか、歩く方向が"強制的に"変えられている
夢をみていたときにも感じていた、思考を修正される感覚だ。
それのせいで気がつけば、俺は社の前まで戻ってきている


「悪足掻きをッ!!」

苛立ちをこめ、腹立ち紛れに社を殴りつける。
殴りつけるだけでは気が済まず、そのままあらゆる"手"で攻撃し、崩壊させる。土埃が舞い、破壊音が轟いた。
そこまでやった俺は、肌に被った埃を拭い、少しばかり冷静になる。

この術の媒体が何かも分からない。だが、この周辺から抜けられない以上、その原因も近くにあるはずだ。
それはおそらく、この社ではない。もっと別の物か


 あてもなく、境内をウロウロと散策していく。社の破片が、至る所に吹き飛んでいた。
それらを跳び越えて、目ぼしい物がないか当たりをつけていく

 気になる気配はない。だが、目につくことはあった。

……何やってんの」

そう声をかけながら、伸ばした腕を振るう。
消えたはずの"奴"が、俺の刃で切り裂かれ、また霧のようにかき消える。
その背後にあった物も、一緒くたに切り飛ばした。物が崩れ落ち、壊れる音が虚しく響く。

「できることもない。ほんの戯れよ」

「現在進行形で俺の邪魔してるだろ」

俺の背後から聞こえた声に、イラつきながら返事をした。
振り返るまでもない。その気配の薄さから、相手がこれ以上、こちらに手出しできないのは察せる。

「邪魔すんなよ。過去の遺物はさっさと消えたら?」

「ならば。眼間 まなかいの物を壊せ。それで、この場からは逃れられるだろうよ」

……

気持ち悪いな。
なんだか人が変わったかのような、態度の静けさだ。

 気味の悪さを感じながら、目の前の物へ視線を向ける。
小さな祠だ。何かを祀っているというよりも、地蔵だとかそういうものに近い。
その横にある立て札は『_供養塔』俺が半ばから断ち切ったせいで、なんと書いてあったかわからない。
 こじんまりとしたそこには、造花が飾られ、中央には石柱のようなものが建てられている。無地に見えるその石には、残穢で文字が浮かんでいた。

『水神と共に鎮め その御許で眠るべし。
 その水の流れで 穢れを禊 祓い給え。』

結界術。
奴が発動している最後の術は、これを媒体にしているのか。
そして、ここまで来てやっと感じ取れる隠された"魂"。

「これがお前の魂の核ッ」

すべてを壊すために、力を籠める

「問おう、真人」

俺の背後に立つ、残り かす
それを無視して、俺は腕を振りかぶる。

「呪いは、夢をみるか?」

石柱も、魂もすべてが砕け散った。