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2024-06-21 01:57:52
12392文字
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蠱毒な夢術廻戦:pixivバックアップ
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Ep.3 その身に巣食うは__也て
シリーズ中第34話になります。
注意書きは1ページ目、もしくはシリーズ概要の方にあります。
このシリーズの閲覧、ブックマーク、いいねなど…いつもありがとうございます!
お待たせしました。
今回、主人公が真人です。
オリキャラが出張ってますので、そういうのが大丈夫な方向けですね。
…真人と順平が仲良くしているのを読みたい方向けかもしれません。(ホラー風味)
次回、一旦の最終話になります。
今期?の〆みたいな感じですかね。
2週間以内にあげます。それと同時に、今後の方針についての文をあげようかなと考えています。
#オリキャラ #夢術廻戦 #真人(呪術廻戦) #吉野順平
2021年11月3日 21:21
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本格的に戦い出す前と比べ
…
今の俺には焦燥感が満ちていた。
…
焦りを抑えるために、唇を舌でなぞる。
殴っても切っても叩いても、相手へ響く様子がまるでない!
なのに相手の攻撃は、こちらの"魂"へダメージを加えてくる
…
!
それは、コイツも魂を知覚している
…
ということで。それが為せるのは、肉体を捨てて魂だけになったから、とも取れるけど
…
。
コイツは青嶺衛と同じ
…
いや、それよりももっと、ずっと前にいたはずの
…
封魔なのだろう。
俺が封魔について知っていることと言えば
…
「封魔を敵に回すと面倒だ。一筋縄ではいかないよ」
…
夏油が言っていたことくらいだ。
…
ロクな情報がない。
しかし、そこを気にしている余裕も
…
あまりない。
このままでは消耗戦だった。
相手の呪力は確実に削れているはず。だが、そこに魂が感じられない。
陽炎か霧と戦っているような気分
…
もしかして幻覚?
…
違う、もっと何か別の絡繰り
……
。
…
正体が掴めなくて、苛立ちも募る。
「こ、の
…
ッ!」
苦し紛れに振るった腕が当たり、相手の長ったらしい髪の毛を断ち切った。
それもまた霞のように消え、そして切られた部分は元通りになる。
…
呪力での回復。呪霊として形作っているのが、その
長さ
カタチ
なのだろうが
…
、
…
!
そうか、コイツ!
…
この場にあるのは、"呪力"でしかない!!
コイツの、呪いとしての魂
…
本体がここにないのだ!
…
一体どこにある!?
相手から距離を離し、辺りを見回す
…
。
…
俺が対峙しているのは、式神のようなもので
…
いくら攻撃しても呪力が尽きない限り、倒せはしないだろう。
呪力の供給元
…
順当に考えるのなら、それが本体。奴の魂のはずだ!
気配を探り、その源を探し出す
…
。
それを感じるのは
……
神社の奥ッ、中にある!
襲いかかってくる相手を潜り抜け、俺は一直線に社へ向かうッ。
賽銭箱を蹴り飛ばしながら、そのまま中に侵入する。
…
木片と小銭が散らばった。
後ろから鈍く風を感じ、素早く体勢を低く保つ。
重い刃が横薙ぎに振られ、俺の頭の上を通り抜けた。
…
ギチ
…
という音は、そばにあった柱が両断されて、ズレた音だ。
…
自分の領域に踏み入られて、余裕がなくなったか?
「呪いのクセに、神様気取りかよ
…
!」
「人がそう望むのならば、そう在る」
「お前のどこが『神』だっつーの」
舌を出し、相手を尻目に見ながら、さらに奥へ進む!
…
気配の先、呪力の塊。
それを追い、途中にあった格子や扉を壊し抜けて
…
最奥へ辿り着く。
その部屋の中には物がほとんどなく
…
正面には、これ見よがしに作られている棚。
そこから一本の綱が垂れ下がり、導くように伸びてきている。それを辿った先、棚の中央に置かれているのは
…
鈴だ。
本来なら、賽銭箱の上にあるはずの鈴が、そこにあった。
それには、穏やかでいて暴力的なまでの呪力が満ちている。
…
その気配は、間違いなく奴のものだ!
俺は躊躇なく、それに向かって拳を振り下ろした
…
!
カシャン!と
…
呆気なく、想像よりも軽い音を立てて、その呪物は崩壊する。
サビて脆くなっていた金属が、触れて塵と化すかの如く、呪物は跡形もなく消え
…
巻きこまれた棚が、バキバキッと木屑をまき散らしながら、一緒くたに押し潰された。
これは
…
魂そのものではなかったようだ。だが、これで
…
無力化したも同然のはず。
呪力の大半を、あの呪物に注ぎこんであったと見ていい。
魂そのものが消えていなくとも、時間の問題だ。
…
呪力がなければ、呪霊は消える。
現に、俺の背後についていたであろうアイツは、その姿を消していた。
「俺の勝ちだね」
言う相手もいないまま、そう吐き捨てて
…
俺はそこを立ち去った。
道を歩き出してから、しばらくして
…
違和感に気付く。
…
なんで
…
山から抜けられない?
行けども進めども、俺は下り坂と木立の中にいる。
敢えて道を外れてみれば
…
何故か、細い道の只中で立ち尽くしているのだ。
そして、そんな俺の背後には
……
あの社があった。
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