MN*B
2024-06-21 01:54:56
17748文字
Public 蠱毒な夢術廻戦:pixivバックアップ
 

Ep.2 来る者到る。

シリーズ中第33話になります。
注意書きは1ページ目、もしくはシリーズ概要の方にあります。

このシリーズの閲覧、ブックマーク、いいねを、いつもありがとうございます。
お待たせしました。

今回、ちょっと暗い話もしてます。
詳しい時系列については、これのちょっと下あたりに書いてます。
ちなみに、この話の順平は、家入さんから自分の身体に起こったことくらいは聞いてるくらいの…そういう呪術知識がほとんどないままの順平です。

 
次回、時系列が『E.15 ヒトもケモノ』と『E.16 結び目の解き目』の、ちょうど間の話となります。
2週間以内にあげます。この期間だけはバチバチに守りたいです。

 
 

【時系列のおさらい】

E.9 束の間
前回の七海の回想…滝中問答
今回の順平の回想…6P
E.10 山椒魚に水
E.11~13(交流会初日) = Ep.1:同日

みたいな感じです。

正直、既出な情報の詰め合わせのような気もするので、サラっと読んでいただけたらいいかと。
(ただし、サラっと読めるような文字数に抑えきれませんでした…)
 


#オリ主 #夢術廻戦 #七海建人 #灰原雄 #オリキャラ #吉野順平
2021年10月22日 06:57



 ふと、思い返して考える……たられば。もしも。あったなら。
何かが違えば、なんてことを願って
 どうしようもない。仕方ない。今さらで。だって、しょうがないことだった。
そんなふうに、自分を納得させようと言い聞かせる。

でも、それでも"こんな道しかなかった"なんて、思いたくもない。

 何かが違えば、その分だけ変わって。ボタンの掛け違いのように、一つずつズレる。
せめてそんな世界であって欲しい。そう思いたい

そうじゃないと僕は、過去にも希望が持てないんだ。


 未練がましく、情けなく。先にも歩めず過去も後悔も振り切れない。
そんなのが、今の僕だった。






 タオルで水気を拭い取り、髪をブラシで梳く。
前髪をいつも通りに整え直して


チャイムが鳴る。


それにつられるように、廊下へ出て阿古屋さんは朝の準備で、まだ手を離せないことに思い当たった。
それなら、手の空いている僕が行くべきだろうな。

朝日が差し込んでくる、ガラス戸のほうへ近づく。
そして、重たい戸に手をかけ、鍵を開けた。











次回
 『Ep.3 その身に巣食うは__也て』







 

【宿儺の指について:順平視点】
※この先、めっちゃ長いです。

 順平視点すなわち、真人の言動がですね原作だと、呪物だとしか言われてなく。アニメでは、宿儺だとハッキリ言われてます。
この違いを込みで、このシリーズでの順平は書かれています。

 帳が下りた学校で、順平が虎杖に、何があって人を殺そうとしていたのか話すシーンですが、原作とアニメの流れは変わってないです。つまり、虎杖は呪物のことは知っていたとしても、宿儺の指だとは知っていない可能性が高い(原作基準)だと解釈しています。
 ※もちろん原作でも、呪物の外見を話してしまっている可能性は残りますが描写的にも、なさそう&もし今後の展開でそれが描写されたって今さらって感じなので。個人的に、ないと解釈してます。

 ですが、アニメだと真人がばっちり「これは宿儺といって」と順平に言っちゃってるんです。(これは原作とアニメにある、大きな違いの内の一つだと思ってます。)
これは本来、順平が死んでしまった以上、もはや関係のないこと物語の本筋に深く干渉しない部分(虎杖の精神には関わる)でしかないです。
それで、前述した『学校では虎杖に話していない』が前提にありそして、ここの順平は生き残りました。

 ここでどういう問題が発生したかと言うと、このシリーズ小説において『真人は宿儺というワードを順平に話したのか』、もし順平が聞いていたとして『宿儺というワードを、順平は誰かに話すのか』というものです。
いくつかのポイントがありますが、書き手が決めたのは『1,真人が話す』『2,学校の時に順平は話さない』『3,高専関係者も"呪物"のことを順平と話題にしない』『4,順平も口に出せない』という流れです。
 1は、前述した通りで、ここはアニメ基準をとりました。基本アニメ派というかアニメから入ったので、書き手がそっちよりに書いてる傾向があるからです。好みです。
 2も、前述した通りになります。どちらにせよ、話してない(そこまでの余裕はない)と解釈しています。
 3は、指のことを七海が虎杖へ話していないのを踏まえると、詳しいことを(順平が当事者とはいえ)話すとは思えなかったんです。話すなら「君の母親が亡くなった件~」だとか、そういう切り出しになりますし、直接関係のない事柄でもあります。(呪物に寄せられた呪霊が死因ですから)
順平もされたところで、呪物の話されてどないしろっちゅうねんって感じになりますよね高専側から見たら、ですけど。高専に入るなら、また別だったかもしれませんがこの順平は入らないルートなので、呪霊はともかく呪物の話まではしてないです。

 4についてですが、順平は死ぬ前(死んでない)に「宿儺の器」って単語を聞いちゃってるんですよ。これ、順平生存ルートになる際では、すっごい重要な点だと思ってまして。
 順平の反応的に、宿儺と宿儺の器という単語は、聞いたそのときは繋がってないと思います。状況が状況ですし
ですが、生き残って、冷静に考える時間があれば順平は気づいちゃうタイプだと、個人的に考えました。無関係ではないだろうって、気づけるタイプだからこそ、ドツボにはまるタイプでもあるんじゃないかな~って
 それを踏まえて順平は考えたり思ったとしても、『虎杖や周囲の人間に話すことはない』と考えました。
虎杖へは言わずもがな、「虎杖くんと関係のありそうな物が家に」なんてことを順平が言えるとは思えませんでした。
そして順平は、そういった順平本人にとって重要なことを、他者に言うようなタイプともあまり思えません。もし、高専関係者から話題にされたら、ちょっと喋るくらいはするかもしれませんがそれはない(なかった)ので、順平は誰にも話せませんでした。
 しかし順平は感情的にもなりやすい質で、大きく感情の振れたときには思いっきり言うタイプだと思ったので青嶺との会話が、『口を開いてしまう』タイミングになりました。
それが今回の回想の話です。

 これらを踏まえて書かれた小説ですが、矛盾などがあったらマジで恥ずかしいので、たぶんシレっと直します。

【了】