DRRV11037
2024-04-27 12:23:01
14166文字
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小栄なずなの設定資料

1. 自己認識 2. 集団 3. 個人
4. 環境 5. 才能 6. 習慣
7. 身体的特徴 8. 名前 9. 対比
10. 制作経緯

2025/01/02……文章の推敲、誕生日の追加
2025/03/18……性格診断の更新


感情

もともとの小栄はアレキシサイミア傾向が高い。彼は身体感覚は体験しているのだが、身体感覚は身体感覚のまま体験され、まとまりを持っていない。表現しえないし、感情のラベルが貼られていない。つまり、自分の感情と身体感覚が結びついておらず、自分の感情がどのようなものか言葉で表すことが困難である。色々な感情を区別することも難しい。また、感情をひとに言葉で説明することが困難である。自分の内面より、外的な事実へ関心が向かう。原因は、彼の養育者が感情的反応に欠けていたことで、感情の意味や機能をなかなか学べなかったからかもしれない。

(小栄は、自分が感知する感覚・身体イメージをなにか有害で不快なものだと思い込んでおり、しかもとても鋭敏に気がついてしまう。この傾向は、彼の醜形恐怖とも関連があるかもしれない)

しかし特異なことに小栄は、“後天的に”エンパス的な振る舞いをする。まるで鏡の反射のように感情を共有しようとする。彼は感情を自分だけのものだと捉えず、空間中に乱反射して溶け合い、空気のように共有されるものだと思っている。後天的に、彼は他者の感情と自分自身の見分けもつかなくなった。

彼の共感が起こる条件は、
・相手が自身の前にいること
・相手が感情を隠そうとしていないこと
・小栄自身の感情が暴走していないこと
である。

※“相手”が集団である場合、別に全員が正面にいる必要はない。

〈例〉
・小栄が集団リンチを受けている状況で、加害者たちが笑っていたら、小栄も合わせて笑ってしまった。“苦痛な気持ち”と“楽しくて滑稽な気持ち”が混ざる。
・相手が此方に強い殺意をぶつけてきたから、相手のほうを殺してしまった。
・穏やかな人と話していると、穏やかな気持ちになる。
・真正面に向き合って座ったが、相手が表面的に振舞ったため何も起きなかった。

彼の共感は“反射的で無自覚な演技”といえるが、それで自分自身を騙してしまうことも多い。自分がなぜこう感じるのか、自分で分かっていないときがある。



友人観

小栄が思う友人とは、“同じ考えを共有できていて相手を攻撃しない人”。

彼は友達に依存しやすい。とにかく一緒に過ごす時間をなるべく増やし、ずっとくっついて安心しようとする。言葉だとお互い不意に傷つきかねないので、代わりにスキンシップを求める。
友達に限った話ではないが、彼はプライバシーの概念がとても薄く、自他の間に仕切りを設ける発想がない。

争いを極度に恐れ、本当の自分を見られたくない彼は、どこまでも相手に話を合わせようとする。

相手に拒絶されたと感じると情緒不安定に陥り、最悪の場合は相手に暴力を振るう。

離縁されるとき、“安全な居場所を喪失したこと”に動揺するが、相手自身に執着しているわけではない。次の依存先が見つかると再び安定するし、見つからなくても次第に安定していく。



理想化

親しい相手を理想化する。
小栄は生きるうえで多くの不安を感じており、身近な他者を自分の救世主だと思い込むことで、精神的に安定しようとする。

相手に対して不安を覚えた際、小栄は見ないように・考えないように努め、相手を信じ続ける。同時に、見捨てられまいと過剰な努力をする。
しかしそれも限界になり「相手は自分を嫌いになったかもしれない」「相手は自分を見捨てるかもしれない」という不安が看過できないほど募ったとき、相手を攻撃する。

小栄が対象を暴行する際、彼は対象を“自分を愛してくれた過去の相手”と“自分を攻撃する現在の相手”に分裂させ、まるで別人のように認識している。そして、後者を敵認定する。“自分を愛してくれる相手”が帰ってくるまで、対象を暴行する。
これは彼なりの防衛であり、不安な気持ちの暴走である。

理想化した相手に脱価値化をかけたくない場合、彼は自殺するしかなくなる。



会話の特徴

その共感能力で、相手の感情に寄り添えることがある。たとえば相手が悲しいとき一緒に泣くことができる。

しかし、共感能力があっても分析力が低く常識がズレている小栄は、必ずしも相手に適切に共感できるとは限らない。
彼は自信のない話題において、文脈の読解ミスを防ぐため、意図的に発言を“字句通り”に読むことがある。(これが更なるミスコミュニケーションを生む場合もある。) よほど自信がないときは「〜〜ってこと?」と解釈を確認する。しかし、いちいち確認していてはキリがないため、自分なりの解釈を確認無しに試すことも稀にある。

彼はまずい発言をしてしまったとき、後付けで冗談だったことにする。嘘をついているつもりはないが、常に演技の感覚が付きまとっている。

〈スキンシップ〉
男女関係なく相手に抱きつくほど、スキンシップが激しい。
言葉で表現しきれない世界があると信じており、言語ではうまく伝わらない感情が、スキンシップならピュアに伝わると思うから。
たとえば「頑張れ」という言葉は相手を急かしうるが、ハグは余計な意味を乗せずにただただ相手に寄り添うことができる。敢えて言葉にしないことで、伝達ミスによる無用な傷つきを回避する。

〈渾名呼び〉
小栄は他人を渾名で呼ぶ。これは自身をフレンドリーな人物に見せかけるための工夫に過ぎず、本人も頭の中では本名で呼んでいる。咄嗟にひとに呼びかける際、口を突いて出るのは本名である。



他キャラに対して

〈清忌レナ〉
“異質な外国人”なら、自分を理解してくれるかもしれないと勝手な期待を寄せていた。当初は清忌に色々気を遣い、標準語の易しい日本語で喋っていたが、途中から関西弁で話すようになった。
小栄の才能に関する問題を解決する最短の方法はDTMでボーカロイドに歌わせることだが、その解決方法を知るのはボカロリスナーの清忌しかいない。

〈天探司織〉
どう振舞っても見透かされているような気がして、恐怖と落ち着かなさを感じる。あまり積極的に会話しないが、仲間であるからには彼女とも仲良くしたいと思っている。
二人が会話をするとき、小栄が変に頑張って空回りするのを避けるため、天探が優しさからリードしてくれる。また彼が間違ったとき、天探は直接的な物言いで正したあとで精神的フォローを入れる。
自分から出てくる発想に何一つ信頼を置かない小栄は、ちょうど天探のような、相手の行動を修正することが慈善事業だと思っているタイプに安心してついていく節がある。一緒にいて傷つくことも多いが、小栄はそこに“前進”を見出して、修正されるたびに成長を喜び、彼女といれば間違えなくて済むと信じる。

〈三品博行〉
三品の受容的で弱者に優しい性格を気に入っている。
しかし実際には三品の“自由”は、小栄と相性が悪い。三品は相手に“自分で考えて動く”ことを求め、要求を直接伝えずに不満や本音を抱え込む。小栄にとってそれはまるで三品という正答不明のテストを常に受けているような恐ろしい感覚であり、不安になる。
小栄の束縛的・依存的な性格もまた、自由を愛する三品を疲弊させる。

〈楠木聡〉
楠木は雑談で時間を無駄にしたくないので、小栄を無視する。小栄は嫌われると思い込み、無意識の防衛本能が働いて、刺々しい口調になる。(楠木のミラーリングでもある)
すると楠木も防衛本能がやや強いので、同じくらいかそれ以上の語気で応じてしまい、互いに喧嘩腰になる。

〈楸谷徹〉
彼の容貌が美しいのか判断できない。才能も何なのか聞きそびれた。ただ話しやすい人だと思っている。
楸谷はメンヘラの対応に慣れているため、小栄の性格や欲求を理解し己の言動をコントロールしきる。また小栄が失言したとき大抵フォローを入れるが、これは空気が悪いのに耐えられないため。

〈桜衣昼間〉
昼間の自由奔放なノリに追いつけない小栄がツッコミ役に回す。しかし、必要なときは真面目にやる昼間に対して、小栄は致命的なタイミングで最大のミスを犯すせいで、昼間が大真面目に注意をすることもある。