ひろっぷ
2022-01-19 16:52:35
5400文字
Public 第五 ハス探
 

じゃしんとぼく④

ハス探。砂糖多め。ほぼ会話文。



【クリスマス】

……さむ」
『その姿のまま外出するからだ』
「急に呼ぶからじゃないか。一対一で試合でも望んでるのかと思ったら違うし待たせるし」
『そなたの早合点であろう。我は来いと伝えただけだ』
「推測する側にもなっ。いいや。言い合うために呼んだんじゃないだろ」
『そうさな。今宵は聖なる夜。そなたに贈り物をやろう』
「?クリスマスプレゼント?僕もう子供じゃないよ」
『我から見れば人間は子よ。空を見よ、ノートン』
「空……星が!降ってくるけど!?」
ふむ。今宵は貴様か』
「え、生きてるの?」
『左様。神羅万象、如何なる物にも意思は宿るもの。手を出せ』
「手?はい。!わっなに!」
『作りはどうであったか。これで良いか』
「指輪?な、なんでこんなの。僕
『気に召さなかったか』
「違う、違うよ。嬉しい。けど僕、今までプレゼントなんて貰わなかったからその。何を返したら、いいかなって
『いらぬ』
「え」
『我がそなたに勝手に押し付けた。それだけだ』
………
『そうだな。気にするようであれば、いつもの見返りを提示しよう』
なに」
『我の目にはそなたは未だ遠慮をしているように見える。故に、それをやめよ』
「!」
『罵るなら罵れ。サバイバーとしても、そなたとしても。そなたは腐っても善人の気質は抜けんのだろう。耐える気配をよく感じるぞ』
「よく見てるな。そうだよ。サバイバーは協力しないと勝てないからね。多少の協調は見せないといけない。本当は面倒だから避けたいのだけど」
『そうであろうな』
「だから我慢してる。のだったけど、あなたの前では必要ないって事かな」
『それが対価だ。拒否権はないがな』
「何それ。いいよ。貰ってあげるさ」