大学芋
2026-05-31 02:40:14
3709文字
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待つうちが花

物事はあれこれ想像して待っている間が楽しいものであるということ

原藤のワンドロのお題の苺を見て
空の境界がインプットされ、ただただ冷凍庫に苺の高級アイスをいれたくなって書いた産物。短篇集に入らないとおもうのでこっちに置いとく。
そもそもくっ付く事を想定してないでワンドロにいれなかったけど、人によってはこれは原藤なのか?
わからんわからん人間の恋愛感情に対してわからん。読み手の人達に任す

今日のイメージ曲は orangestar 回る空うさぎ

傷跡の話
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雪の話
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魔法の話
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誘う話
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 二日経って、藤堂の部屋にまた入り込む、ちゃんとノックをして入ってみれば、そこには義手、義足が付いた現代服を身にまとった藤堂がベッドで横になっていた。
 今週はとことん怠惰でいたいらしい、珍しいもんだと、また冷蔵庫を開けていく、おかゆもお茶もスムージーも全然飲まなかったなと、スムージーに手をかけながらそういえば、冷凍庫のアイスはどうなったのだろうと開けてみる。

 そこには不器用に包丁できったのか、ウエハースが少々ボロボロになりながらも、アイスだけは綺麗にきったのか半分になったクリスピーサンドのアイスクリームがそこに置かれていた。

「甘すぎます、それ処分しといてください」
「処分ってお前ねぇ、もっといいかたあるだろ?」

 そう言いながら声は弾んでいる。
 どうやら藤堂の欲しいモノは半分だが当たっていたようだ。

「大体、僕の所にきたっておもしろくないでしょ、貴方を信頼すらしてないのに何でくるんです」
「そりゃお前、俺がお前を信用してるからに決まってんだろ、お前が信頼してなかろうが俺は来たいから来る、そんだけだ」
「なにそれへんなの」

 本当にへん。
 だから妙に嫌いになれないと不貞腐れながら足をバタバタさせる。 
 そういう所が子供っぽく見えるんだよなぁと姿を眺めながら、改めて原田は宣言した。

「まぁ覚悟しとけよ平助、何時かはこの冷蔵庫おめーの食べれるものに埋め尽くしてやっから」
「勝手にやって下さい、お金絶対払いませんからね、あと全てアイスに埋まるのもゴメンです。その場合貴方が食べてください」

 真面目かとおもいつつ、許可は貰った。
 この冷蔵庫がもっと藤堂が食べられるものが増えるのを楽しみにつつ原田は扉を閉め、藤堂が残した野菜スムージーの蓋を開け飲み干すのであった。