enachiot
2026-05-09 12:31:49
16524文字
Public MARIKINonline4二次創作
 

【MO4】ボコボコパーティ! Act3(初版) / BOKOBOKO PARRY! Act3

【MO4】ボコボコパーティ! Act3(初版) / BOKOBOKO PARRY! Act3 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27713645 について大幅改稿をいたしましたが、ありがたいことにたくさんの方に読んでいただけましたため、初版をこちらにアーカイブしました。
お読みいただいた皆さん、ありがとうございました!


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「つッッッかれたァ…………。」

全てが終わり。
後片付けをかろうじて元気側の沼たちに任せ、シグキンとバチキンは大の字で戦場の跡地に横たわっていた。
「もーしばらく動けないバチ……。」
……やっぱこえーよシュミタロウ。ここまで全力出すハメになるとは思ってなかったし……正直燃えすぎたっつーか……。」
気恥ずかしくなってきたのか、シグキンは口をもにょもにょとさせながら目を閉じる。
――でも、シグキンカッコよかったバチよ?」
……おう。」
「一回いつものヤツやったのは許さないバチが。」
「それは……スマン。」
バチキンは笑う。
「だからバチキン様のことも褒めるバチ。それで許してやるバチ。」
「そうだなー……。」

シグキンは天を見上げる。夕暮れを越して夜が近づきつつある空。疲れ切った身体に涼しい風が心地よかった。
「お前と一緒に戦えてよかった。」
……なーんか普通バチな。」
バチキンは不満げに口を尖らせる。

……チーム分けの時、バチキンは太陽たちと組まされると思ってたんだよ。お前のパワー、俺よりスゲー時もあるから。」
……でもシグキン、チーム分けの時あんまり話してなかったバチ。」
「それはそうだろ。……こういう作戦考えるのはマリキンや氷虎達の領分だし、俺が口出して勝てなくなっても嫌だったからな。……ただ……。」
シグキンは目を閉じる。
……パシリとかならともかく、ガチの戦いでバチキンとバラバラに戦うって考えたら、なんか抵抗があって。マリキンにバレたんだろうな、それが。」
…………!」
「結局何回も助けられちまったし、さっき言われた通りの迷惑もかけちまったから……お前がどう思ってるかは分かんねェけど。」
シグキンはバチキンに笑みを向けた。

「俺は、一緒に戦えてよかったって思ってる。……ありがとな、バチキン。」
……シグキン〜〜〜!!!」
満面の笑みで、バチキンはシグキンに抱きつく。

「うおッ……!? おい馬鹿力ここで出すんじゃねェ痛い痛い痛い!!!」
「最強のバチキン様には最強の相棒が必要だからな! 私もシグキンと一緒に戦えてよかったバチ!!!」
……!」
シグキンは一瞬驚きの表情を浮かべたが……ニヤリと笑った。
――次も一緒にやってやろーぜ。」
――無論バチ!」

二人の拳が重なった。


「貴様ら〜、飯の時間だじぇ〜。」
二人の下に、手当てされたJackとマリキンがやってくる。
「! ご飯あるバチ!?」
「握り飯くらいだけどな。早く起きねーと他の奴らが食い尽くしちまうぜ?」
……!!!」
マリキンの言葉に、慌ててバチキンが飛び起きた。
「シグキン、急ぐバチ!!!」
「だから痛ェってお前引っ張るなッ!!!」
「ファーストおにぎり権は活躍に免じて譲ってやるからな、ありがたく受け取れバチ!」
「なんだよそれ……!」
手を引かれ、シグキンも立ち上がる。

――おいお前ら、トドメ刺した『英雄』サマ達のお通りだ! 席譲れッ!」
「あづ〜、労え〜。」
「こっちは飯作るので忙しいんだよ! 後にしろ!」
「フサキンさーん、寿司あります?」
「急いでストックの米炊いただけ感謝してくれない??? 大人しく食え???」
「寿司。私の直火炊きが食えないって言うんですか!?!?!?」
……流石にラーメンは……ないか……。」
「どっかにあるんじゃないか? マリキンあたり食ってるだろカップ麺。」
「悪ィこと考えてんなオツキン……私も混ぜろ。英雄の食生活に興味がある。」
……アクシズ、何故当方を見張っている?」
「お前に米触らせたら暗黒物質になりそうでさ……。」
「カシキンさん見てください! ウイエ様が描いてくださった私達ですよ! 家宝にしましょう!」
「この食事会も様になるね。しばらくはインスピレーションには困らなそうだ。」
「おいウイエ! あーしの絵はないのか!」
……よく描けているな。流石はウイエだ。」

ウイエが声に振り向くと……そこにはいつものサイズに戻り、お盆を持ったシュミタロウがいた。
「シュミタロウ。それは……?」
「闘争の準備で簡単なものしか用意できなかったが……事前に作っていた今日の礼だ。」
「シュミタロウさん、もしかして……プリンですか!?」
「一人一つだ。ただ……これでは礼にはまだ足りないからな。」

シュミタロウは目を細める。

――今度はここで、俺のスイーツの大盤振る舞いとしよう。」


沼たちは顔を見合わせる。
そして……とびっきりのゲームクリア報酬に、今日二度目の大歓声が上がったのだった。


GAME CLEAR!! / おしまい


⇒あとがき
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