Skorca
2026-04-26 19:29:20
6212文字
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語彙トレ2026(3月前半)

Blueskyで参加させていただいている語彙トレ2026の投稿作3月前半まとめです。
前半は皆勤賞でした。

語彙トレの詳細については主催のKiri様の記事をご覧ください。
創作365日語彙トレーニングことはじめ

カクヨム小説家になろうにて公開中の下記作品の世界観で好きに書き綴っています。

禁書屋の常連客
遺形の承継者
親愛なる我が従弟殿 ~遺形の承継者 番外編~
ある空隙についての物語

最終ページに各話の登場キャラクターと関連作品の一覧があります。


幻視(3/7)

 あまりに巨大な力の放出により、反動で荒れ狂う大気は数日経っても収まる気配がない。暴風に巻き上げられているのは、砂塵と化した呪符の残骸か。進めば進むほど視界が悪くなっていくのは、目的地に近付いている証拠でもあるのだろう。
 嵐の中ドレイクは、ふと砂塵の向こうに人影を見る。驚いて半歩ほど前を行くアルケミラの様子を窺ったが、彼女が気付いている気配はない。
 その人影は吹き荒ぶ風に煽られることなく、一つ所に浮いているように見えた。
(なんだこれは……幻視か?)
 そう疑い目を眇めたとき、人影はドレイクの眼前に迫り、鮮明な像を結んだ。
「久しいの。ヴィテックスの長よ」


---解説---
 『禁書屋の常連客』の十数年後、2/26「慟哭」に続くシーン。
 ここでドレイクに声を掛けてきたのが何者なのか、はまだ明かされていません。