Skorca
2026-04-26 19:29:20
6212文字
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語彙トレ2026(3月前半)

Blueskyで参加させていただいている語彙トレ2026の投稿作3月前半まとめです。
前半は皆勤賞でした。

語彙トレの詳細については主催のKiri様の記事をご覧ください。
創作365日語彙トレーニングことはじめ

カクヨム小説家になろうにて公開中の下記作品の世界観で好きに書き綴っています。

禁書屋の常連客
遺形の承継者
親愛なる我が従弟殿 ~遺形の承継者 番外編~
ある空隙についての物語

最終ページに各話の登場キャラクターと関連作品の一覧があります。


予兆(3/5)

 一族が守り継いできたこれら禁書は、だが端的に言えば敗者の遺産だ。いくら読み漁ったところで、恐らく有益な情報は得られない――なにせ千年もあったのだ。存在するなら先祖の誰かがとうに見出したはずである。閉塞感がドレイクの胸中を漂う。
 そんなある日、現れた一人の客。全身を外套で覆っていたが、腰に提げているのが普通の剣ではなく、より厚みと長さのある武骨な直刀であるのに気付き、ドレイクは身構えた。
(『餌狩り』の大刀……! こいつ両翼の神官か)
 しかし彼は敵意も見せず、どこか縋るような眼で静かに書棚を見回す。
 その眼差しに、ドレイクはふと、変化の予兆を感じ取った。


---解説---
 『禁書屋の常連客』の前日譚。ルーシが初めてドレイクの店にやってきたときの話。