柚子茶
2026-04-05 20:58:02
4000文字
Public 私とリオルシリーズ
 

先生とだいばくはつ

番外編みたいなお話



「やはり良いですねえ。ポケモンと人が力を合わせて作ったモノというのは」
 ナツユキは医者であり、ポケモンと人間の共生を模索する保護活動家である。こんな裏話を見せられては、顔が勝手にパートナーそっくりの微笑みを作るのも当然の話だ。
「さて、そろそろ帰りましょうか。なんだか無性にタブンネに会いたくなってきました」
「私もそろそろリオルに会いたいなって思ってたところです!」

 会計を終え、ナツユキの自宅兼仕事場である診療所への帰路へ着く。夕日に照らされる橋の上で、リノンがあっと声を上げた。
「先生、帰っても施設に入っちゃダメですよ。ちゃんとお家の方に入ってくださいね! 」
「どうして!? ちゃんと休んだのに!」
「今日一日お休みなんだから今日が終わるまでお休みです! タブンネと一緒にゆっくり休んでください!」
「そんな……、健康チェックくらいさせてもらっても」
「ジョーイさんにお願いしたから大丈夫ですー! まったく先生ってばお仕事ジャンキーなんだから」