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柚子茶
2026-04-05 20:58:02
4000文字
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私とリオルシリーズ
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先生とだいばくはつ
番外編みたいなお話
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その日は突然訪れました。
分厚い雲が空を覆い、何日も何日も太陽を隠してしまったのです。それだけではありません。風も吹かず、雨も降らない。まるで世界が止まってしまったかのよう。
地上から温かさや光が失われ、作物は次々に枯れていきました。水もどんどん減っていき、滝だった場所にはルリリのみずでっぽう程の水しか流れてきません。これでは、ニンゲン達が帰ってくるのを待つ所の話ではありません。
ポケモン達は考えました。どうしたらあの雲をどかせるだろう。にほんばれでもあまごいでも太刀打ちできなかったのに。
そんな時、ずっと考え込んでいたメテノが言いました。
「ボク、あれをどうにかできるヤツ知ってるよ」
驚くみんなを他所に、メテノはゆっくりと浮かび上がりながら続けます。
「ボクが空に住んでた時、ボク達をエサにしてるヤツがいたんだ。アイツの傍では乱気流が起きることもあった。きっとあんな雲どうにかできちゃうさ!」
「それはすごい! でもどうやって呼ぶんだ?」
「そうじゃ。空はとっても広いじゃろう? 気づいてくれるかのう」
「大丈夫。ボクがいるって分かったらあの大食らいはすぐに飛んでくるはずさ。だいばくはつでもしてやれば、寝ぼけていたって気づくだろう」
「ええ!?」
その帰ってくる気などまるでないような作戦に、思わず声を上げたのはニョロゾでした。仲良しの友達がすてみの作戦を実行しようとしているのですから。
その無茶な作戦を止めるため、短い足で駆け出し、まるい手を伸ばしました。
……
しかし、少しだけ遅かったようです。メテノはもう、誰の手も届かない高さまで浮かんでいました。
「待ってよ! そんなことしたら、キミが消えちゃう!」
「
……
ボクはね、ずっと仕事がほしかったんだ。みんなみたいに、みんなの力になりたかった。それが今なんだ」
必死に声を張り上げる友達に、メテノは穏やかな声でずっと心に秘めていた決意を語りました。
パラパラと何かが崩れる音がして、世界に久しぶりの光が差しました。それは空に浮かぶ緑色のお星様。からをやぶったメテノでした。
「なあみんな、ちゃんと見ていてよ。このボクのうつくしい輝きを!」
そう言い残して、緑色の流星は地上から空へと駆け昇り
――――
。
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