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柚子茶
2026-04-05 20:58:02
4000文字
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私とリオルシリーズ
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先生とだいばくはつ
番外編みたいなお話
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休日の昼下がり、ほどほどに混み合うそこそこ人気のカフェの片隅に、一風変わった客が一組。
一人は顔を真っ赤にして涙を流しながらコーヒーを飲む大人、もう一人は早々に軽食を済ませ冊子をパラパラと読む少女。
普通に考えて様子がおかしいが、店内の誰も気にした様子はない。
なぜならここはイッシュ地方タチワキシティ、ポケウッドを擁する映画の街。映画を観て「こう」なってしまった観客なんて見慣れた景色なのだ。
「ズズッ
……
映画なんて久しぶりに観ましたが、ぐすっ、ポケモンだけの映画でこんなに泣くとは
……
。それも邪道と思っていたポケモンにアテレコした映画で」
「だから言ったじゃないですか。せっかくタチワキにいるんだから、もっと映画観たほうがいいですって」
「ええ。今まで観てなかったことを心の底から後悔してます」
号泣する大人はナツユキ、同席する少女はリノン。一見不思議な組み合わせの二人は、同市にあるポケモン保護施設「タブンネの里」の関係者だ。
現在、あまりにも休みを取らないナツユキを心配したボランティアスタッフによって、施設から追い出され強制的に取らされた休暇を満喫しているのだ。リノンはナツユキがきちんと休暇を取っているかの監視役だったが、休み方が下手なナツユキを見かねてポケウッドシアターに引っ張ってきたのである。
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