柚子茶
2026-04-05 20:58:02
4000文字
Public 私とリオルシリーズ
 

先生とだいばくはつ

番外編みたいなお話

前のお話

 遠い未来、ポケモンしか居なくなった世界。
 姿を消してしまったニンゲン達を待ちながら、ポケモンたちは力を合わせ荒廃した街並みを再建し仲良く暮らしていました。
 水を使って乾いた地面を潤す者、木を切って加工する者、炎や電気で物を作ったり動かしたりする者、みんなそれぞれ得意な事を活かしていました。

 そんなポケモン達を、寂しそうに見つめるポケモンが1匹。ながれぼしポケモンのメテノです。
「ボクのからだはなによりうつくしいから、きっと盛り上げるのに向いてるのにな」
 そう呟くメテノを、隣に立つニョロゾが窘めました。
「確かに美しいけれど、それをやったら君が消えちゃうじゃないか」

 メテノは分厚い殻に覆われたポケモンです。殻が破れると美しい色のコアが現れますが、むき出しのままでいると消滅してしまうのです。ニンゲンが居た頃は、モンスターボールというお部屋の中に入れば、生き長らえることができましたが、今はそんな便利な物はありせん。
 何かあって消えてしまうと大変だから。他のポケモン達は気を使って、メテノに仕事を振ることをしなかったのです。
「それにそのままでいたって、ふわふわと浮かぶ君は美しいよ。みんな知ってる」
「当然。だってボクはお星様だからね!」
 機嫌を治してくるくると回るメテノ。それを見て安心したニョロゾは、畑の水やりをするのだと、水ポケモン達のぼく元へ向かいました。
……でもやっぱり、ボクにもなにか仕事がほしいなぁ」