Skorca
2026-02-26 00:18:25
4112文字
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語彙トレ2026(1月)

Blueskyで参加させていただいている語彙トレ2026の投稿作1月まとめです。

語彙トレの詳細については主催のKiri様の記事をご覧ください。
創作365日語彙トレーニングことはじめ

カクヨム小説家になろうにて公開中の下記作品の世界観で好きに書き綴っています。

禁書屋の常連客
遺形の承継者
親愛なる我が従弟殿 ~遺形の承継者 番外編~
ある空隙についての物語

最終ページに各話の登場キャラクターと関連作品の一覧があります。


寂寥(1/23)

「ではな」
 それはあまりにも簡潔な別れの言葉だった。これが今生の別れよりも遥かに長い別離の始まりであるというのに。しかしこの淡々とした一言にあらゆる感慨を押し込めていることは――いい加減長い付き合いだ。手に取るように分かった。
……ああ」
 彼女に合わせ、こちらもごく短く応えて頷く。
 踵を返したその背を僅かに遅れて追う銀の髪のそよぎは、彼女の抱える寂寥を唯一表しているかに見えた。
 神聖文字が輝き、そして崩れ去ると同時にその姿は掻き消える。
 片翼を喪って久しい自分には、あの神聖文字を操る力は無い。つまり彼女の許にこちらから赴く術は無いのだった。


---解説---
 1/18の「伏流」を経て、皇女がいざ眠りに就くというときの話。
 ドレイクにとって皇女は盟友の妻であり、それはルーシがいなくなってからも変わりませんが、同時に帝国打倒の戦友でもあります。
 ついに一人残されることになったドレイクこそ、寂寥の念が強かった……のですが、字数的に入りませんでした。無念。