Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
ふじしろ
2026-01-31 11:20:01
6833文字
Public
アル7
Clear cache
カオイズ小話
セマバンCP1で展示した1000〜2000文字程度の短いコイバナ
1ページ目はもくじです。
読みたい話を選んでご覧ください。
1
2
3
4
5
6
【back to back(ピドミ)】
「あの話は何だ」
会合が終わって声を掛けられる。
振り向くと不機嫌そうな顔でドミナが私のことを睨んでいた。
先ほど話した新しい計画が寝耳に水で苛立っているのだろう。
「何だと言われても。首領からはきちんと許しを得ていますが」
「そんなことは分かっている。首領と直接話が出来るからと言って我々のことを蔑ろにし過ぎではないのか」
声の端々に怒りを滲ませドミナは答える。
首領となかなか直接話すことが出来ないことに焦りを覚えているのかもしれない。
その様子は私に嫉妬しているようにも感じられた。
「あくまでも首領の意志を計画化して遂行しているまでですよ」
そう答えながら素早く腕をドミナへと伸ばし彼の肩を掴む。
そのまま力任せに彼の身体を壁へと叩き付けた。
背を強く打った衝撃に目を瞑ったドミナは再び目を開いて言葉を失った。
鼻先が触れるか触れないかの近い距離に私の顔があったからだろう。
「そろそろ学習してきましたよ。貴方、私に構って欲しいんですよね。まったくもう少し素直にそうだと言えないものなんですかね」
「ふざけるな」
私の言葉にそう答えるものの、ドミナの声には勢いやハリといったものがない。
そんな彼の唇を素早く塞ぐ。
丁寧に幾度も角度を変えながら彼の唇を味わっていると、ドミナの口がうっすらと開く。
すかさずその隙間に舌を捩じ込み、彼の舌を探る。
見つけた舌先を突き、自身の舌を絡ませ、口から溢れそうになった唾液を啜り上げた。
そうしてゆっくりと顔を離すと、ドミナは微かに頬を染めて蕩け始めた目を開く。
彼は驚くほど快楽に弱い。
素早く彼の上着のボタンを外し前を開く。
ボトムに仕舞われていたシャツの裾を乱暴に引っ張り出すとドミナは不服そうに舌打ちした。
それでも満更でもないのは、抵抗がろくにないことが物語っている。
素早く彼の肩を掴み、その身体をひっくり返す。
片腕で肩を押さえつけ、両足の間に自身の足を差し込んだ。
燕尾の下に手を入れ、こちらもシャツの裾を引っ張り出す。
そのままシャツの中へと手を滑り込ませ、肩から腰に向かって指の腹で背骨をなぞるとドミナは息を詰め、小さく背を震わせる。
「支配の仮面ともあろうものが背後が弱点だなんておかしなものですね」
くすりと笑いながら耳元で囁くとドミナの耳が色付く。
羞恥を感じているのだろう、普段の彼からは想像出来ない姿は加虐心を煽った。
掌で背中を撫で回すとドミナは肩を竦め、息を詰め、腰を私の足へと押し付ける。
彼はどこまで今の自分の様子を認識しているのだろう。
あられもない姿に自然と口角が上がる。
「続きは私の部屋でしましょうか」
そう告げるとドミナは首を捻り、私を睨み付けた。
「別に強要なんてしませんよ」
それだけ答えて彼から身体を離す。
そのまま部屋に向かって歩き出すと戸惑いがあるのか少し遅れて私の後を追ってくる。
ドミナにとって支配とはするものではなく、されるものなのかもしれない。
彼の心の奥底に潜んでいるであろう欲望を思い、ついほくそ笑んだ。
1
2
3
4
5
6
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内