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かろん。
9210文字
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#刀剣乱夢
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伯仲ぶつかってみようか
※ちょぎさになんですけど、ちょぎさにと言うよりは伯仲メインです。
<挿絵描きました>
ミュ本丸の伯仲が最高すぎて、うちの伯仲はどうなんだろう…と思い喋らせてみた結果です。
だいぶ影響されてますが(ごめんなさい)
やっぱりうちの伯仲も、“伯仲”って基盤があって、信頼し合っているんだなと書きながら思いました
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─────────
………
まぁ、そうだよな
部屋を出てから、主の不思議そうな顔を思い出しながら思う。
俺と長義は互いに極だ。
修行に出たのはあいつが先だったが。
主と長義は、長義が初の頃からきっと両想い
…
ではあったのだろう。
だが長義にとって審神者は評価対象。
そうなることを避けていたのだと思う。
修行から戻ってきて、二人はそういう仲になった。
…
うちの主の話をしよう。
うちの主は霊力は中の上、特別いいというわけではないが、悪いということもない普通の審神者だ。
ただ、昔から何故か、空気の悪い、淀んだ気のある場所や相手に会うと必ず倒れるという特性(?)があった。
勿論普通の人間でも悪いものに当てられれば倒れることもあるだろう。
だがうちの主は少なくとも審神者であり、多少のものからは身を守れるはずの霊力も備えている。
なのに、必ず倒れるほどの共感性の持ち主だった。
これに当たると主は、悪いときは数日寝込む。ただ眠っているだけのときもあるが、当たったものによっては熱が出る場合もあった。
本人の認識的には、「また何かもらっちゃった?迷惑かけてごめんね」くらいなのだが、十年も神と共にある者がそう簡単に倒れるほど悪いものをもらってくる方がおかしいわけで。
こんな症状のある審神者が他にいるのか、なぜこうなるのか、解決策はあるのか。
「ずっと思ってはいたのだが、まだ彼女はただの審神者だった。だが、そうではなくなった今、原因をはっきりさせようと思い政府に問いたんだ」
いきなり長義に呼び出された俺は、苛立った様子でこう話された。
「そうしたら、気になるのなら自分で調べろと返答が来た。
…
全く、いち本丸の主などどうでもいいということか」
「
…
行くのか?」
何となく察した俺がそう聞くと、
「
……
あぁ。主の症状をこのままにはしておけないからね」
「そう、だな」
「だからね偽物くん」
「
…
写しは偽物ではないが、なんだ」
「俺が留守の間、主のことを頼めるかな」
「
……
俺か?」
「そうだが?できないのかな」
当然のように言われて驚いた。
長谷部とか長船のやつらじゃなく、俺なのか。
「
…
いや、分かった。任せられた」
少し、いや正直かなり嬉しかった、が、なぜ俺だったんだ
…
?と考えていると、
「俺が留守にする理由は主には内密に頼む。政府に行くとだけ伝えるつもりだ」
「
…
聞いているのかな」
え、あ、
「
…
あぁ、だが何故」
「自分のことで相手を煩わせていると分かったら気を揉ませることになるだろう。そうはしたくない」
「分かった」
…
という、短い会話で大切な主を任された。
ちなみに、うちの初期刀は俺ではない。
しかし本歌に任せられたとあらば確実に守る。伯仲の名に恥はかかせられない。
長義、安心して調べてきてくれ。
─────────
…
と、任せて出てきたが
本当に大丈夫だろうな偽物くん。
俺の予想が正しくて、偽物くんがきちんと仕事をしていれば、帰った頃には恐らく──。
…
あぁクソ。苛々する。
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