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okanon
2026-01-09 20:11:17
22984文字
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モスファイ
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黄金の麦穂と共に
モスファイWebオンリー開催ありがとうございます!
普段はイラストのみですが、モファの妄想止まらないしせっかくオンリーあるしということで小説を書いてみました。拙い文章ですが、少しでもお祭りの賑やかしになればと思います。
もしモーディスがクレムノスの孤軍と出会う前にエリュシオンに流れ着き、2人が幼馴染になっていたら。そんなとある永劫回帰ifです。
短いSSが続く短編集もどき形式。
よろしくお願いします。
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(十一)
愛しい彼と過した日々が、走馬灯のように流れていく。焼け焦げた地面に、黄金の血が止めどなく広がっていた。
空が真っ赤に染まり、今までオクヘイマを照らしていた黎明のミハニは今やその輝きを失っている。今にも暗黒の潮に呑まれそうな聖都のその最前線で、モーディスは拳を振るっていた。
他の黄金裔達はすでに火種を返還し、その過程で犠牲となった。残されたファイノンは一人創世の過心へと向かっている。これ以上敵の侵入を許す訳にはいかない。この戦いに身を投じてから何度死んだか分からないモーディスは、己を鼓舞しながら再び立ち上がる。ここで倒れるわけにはいかない、彼が使命を果たすその時まで
……
。
しかし、運命に抗おうとするモーディスを嘲笑うかのように仇敵である黒衣の剣士が現れ、彼に襲いかかった。迫り来るいくつもの剣筋を弾き、「紛争」の力で応戦しようとするが、敵はそれを許さない。敵が作る分身が同時に襲いかかり、背後にできた一瞬の隙を黒衣の剣士が捉える。
「っ!
……
が、はっ
……
」
剣先はモーディスの第十胸椎を貫き、傷口からは黄金の血が吹き出す。本能的に分かる、今までとは違う明確な「死」。今まで荒ぶり猛っていた血と体が、急激に冷えていく感覚。剣を抜かれ、モーディスの体は冷たい地面へと落ちる。
己の弱点を的確に貫いた黒衣の剣士。その仮面の下にいるのが誰なのか。この瞬間、モーディスは愛しい彼の背負うものが、火追いの旅だけではないのだと気付かされた。彼はまた、一人抱えてしまうのか。彼の隣には、誰もいないのか。
「
……
カス、ライナ
……
俺、は
……
お前と
……
」
愛しいその名を呼ぶ。もう二度と、彼を一人にしないと己に誓った。これ以上、何者も彼から奪わないように。彼のガラスのような脆い心を守れるように。
「
……
お前と、共にある
……
」
彼が進んだ道の果てにあるものが、空虚と苦渋だけでないように。
メデイモスの最期の誓いは、誰にも聞き届けられぬまま空気へと溶けていった。
>>>永劫回帰#xxxxxxxx:対象カスライナ
——
セプターのカーネル層に対するxxxxxxxx回目の攻撃が失敗。十二の黄金裔のライフサイクルは順次に終了、演算プロセス逆行。
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