万年青
2025-12-29 12:32:42
4364文字
Public オリキャラ
 

ラト愛(年末年始)

うちよそ


暫くすると、遠くから除夜の鐘の音が
聞こえてきた。
「これって?!」
「除夜の鐘ですね。愛莉さんは
 初めてですか?」
「はい。あっちの世界にお寺とかは
 ないので。なんだかちゃんと
 年越ししてる気分になりますね。」
「フフフ。それは良かったです。」
「そういえば、年越し蕎麦って
 お風呂に入ってから食べるんですか?
 それとも入る前?」
「どちらでも構いませんが、
 お風呂に入ってからなら寝落ちしても
 問題ないですよ。」
「なるほど確かに
ラトルさんの説明を聞いて納得する。
「じゃあ、お風呂に入りましょうか!」
「っ?!……僕は愛莉さんの後でいいので、
 お先にどうぞ。」
「一緒に入っても良いですよ?」
「っ?!いえ……お先にどうぞ
 エヴァさん達には言っておきますので、
 ゆっくりどうぞ。」
「分かりました。じゃあ、お先です。」
愛莉は、ラトルさんの顔が真っ赤に
染まっているのことに気付かずに
バスルームへ向かう。

〜十数分後〜
お風呂から上がって、着替えを済ませた
愛莉は、ラトルさんの部屋に戻る。
「お風呂お先でした!」
「っ?!」
風呂上がりの愛莉の姿を見て驚く
ラトルさん。
ラトルさん?どうされました?
 私の格好何か変でした?」
「い、いえ。変ではないのですが
 そのパジャマって
「あっ!!気づいちゃいました?そうです。
 この間のハロウィンの時に
 エヴァさん達から貰ったやつです!
 折角だから着てみようと思って!
 確か、ラトルさんにも
 渡されてましたよね?」
……はい。」
「見てみたいな〜。」
渋い顔なラトルさんをキラキラした瞳で
見つめる愛莉。
……そんな目をされたら
 断れないじゃないですか。
 分かりました。着ますから、
 僕がお風呂上がるまで
 ここから出ないでくださいね!」
ラトルさんは、愛莉に釘を差しながら
バスルームへ向かった。
(エヴァさん達がいる時に着たくはないけど
愛莉さんにお願いされたから)
暫くするとラトルさんが戻ってきた。
「戻りました。」
「おかえりなさい!って、えっ?!
 私のとお揃いなんですね!」
「愛莉さん、声が大きい!(小声)」
「えっ?!あっ、すみません!」
ラトルさんは扉を細く開けて廊下を除いた。
どうやら、エヴァさん達はいなかったようで
ホッとした顔で扉を閉めた。
あの2人に見つかると、
 後が大変なんですよ。」
……何となく分かる気がします。」
確かにあの2人に見つかると、
お揃いのパジャマをプレゼントされたり、
終始ニヤニヤされたりとちょっとだけ
面倒だ。
「そろそろお蕎麦の準備しますね。」
「分かりました。あっ!キッチンに
 行くときは何か羽織ってください。」
「分かりました。」