万年青
2025-12-29 12:32:42
4364文字
Public オリキャラ
 

ラト愛(年末年始)

うちよそ

街はすっかり年末の空気に包まれて、
どこを歩いても大晦日と新年の気配が
混ざり合っていた。
そんな通りを大荷物を抱えて歩く人影が
流石に持ってきすぎたかな?」
大きなバッグを両手に持って
歩いている愛莉。
目指しているのはラトルさんの家である。
数日前、ラトルさんに年末年始の
予定を聞かれて予定はないと答えたところ、
「だったらうちに泊まりませんか?」と
提案された。
愛莉は驚きつつも、二つ返事で
承諾したのである。

ラトルさんの家に着くと、
既に玄関先で待っていた。
「いらっしゃって愛莉さん
 その大量の荷物は?」
「えへへ必要そうな物をまとめたら
 こんなになっちゃって
笑いながら頭を掻く愛莉。
なるほどっと、
 冷えるといけませんから中にどうぞ。」
「お邪魔します!」
家の中に入ると、
ゲストルームに案内された。
「荷物はここに置いてくださいね。」
「分かりました!ありがとうございます!」
早速バッグから荷物を取り出し始める愛莉。
出てきたのは、着替えの他に、
大小様々な鍋や食材、そして、
何故か布団まで
……
言葉を失っているラトルさんに
慌てて説明する。
「この鍋は、料理を作る時に使い慣れた
 ものが良いかなと思って向こうから
 持ってこれるか心配だったけど、
 何とか持ってこれたんです!」
……
「お布団は、ラトルさんの部屋で寝る時に
 あった方が良いかなと思って
「えっ?!」
「えっ?!」
「僕の部屋で?」
駄目でしたか?」
いえその……
顔を真っ赤にしてそっぽを向いた
ラトルさんを不思議そうに見つめる愛莉。