トビハネ
2025-04-11 05:22:01
16714文字
Public 二次創作
 

BACKDOOR

マ二様が供物の中に混じっていたマイクロチップを脳みそに差してみるとコンピューター用の変態洗脳ウイルスに汚染されてしまい、その余波で各地の機械や自身を信仰する人間たちにまで変態洗脳の影響が及び、最終的に変態機械の神に堕ちてしまう話。

R-18、変態洗脳、尊厳破壊、チン振り、🍄✂️要素、他諸々の無様要素有り


それ以来、マニの信者は性玩具や変態願望を満たす為の淫らな機械ばかり作っては信者間で用いて乱痴気騒ぎを起こすようになっていた。
他の神の信者たちからはサキュバス以下の下劣な猥褻集団だと蔑まれるようになってしまい、多くの国でマニ信仰が禁じられた。
イルヴァの各地に存在する機械も原因不明の不調に冒されており、工業用ロボットは下部から濁った液体を漏らし続け、コンピューターは入力した単語が全て猥褻な言葉に変換され、テレビやモニターでは変態マイクロチップに汚染され痴態を晒している機械の神の映像が延々と流されている。
それらの機械の殆どは廃棄され、多くの戦争兵器も使い物にならなくなった事でイェルスは著しく戦力を失い、治めていた国をエウダーナに支配され、奴隷にすら罵倒される家畜種族に成り下がっていた。
マニ本神に向けられる他の神々からの視線も同様で、少なくない年月の間に《痴態のマニ》として認識されるようになり、露出趣味の変質者や痴女たちの信心を集め、信者たちに性的な興奮をもたらしただ快楽だけを求める神として崇められてるようになっていた。
辛うじて神としての地位を剥奪されないながらも事実上のうつろいし神同然の扱いを受けるようになり、堕落までの過程が神話として広まった結果一部の『敬虔な』信者からは「鬱勃起し神」等と呼ばれてすらいた。


「あの……その………今日も、来たよ……
性欲という生命の持つ本能に関わる部分を司るようになった事から唯一クミロミとは穏便な関係を保てており、定期的にマニの元を訪れている。
「君の機械のお陰で……絶滅しそうな動物たちも………たくさん、増えたみたい……ありがとう……
作物の収穫量や家畜の数が増えつつある事に感謝を伝えられながらも、その様子を心配されていた。
「フーーーーッ……フーーーーーッ……♡♡♡ん゛♡♡お゛ぉ゛……ッ♡♡♡」
マニは姿勢を制御する機能を失った事で後頭部で組んだ両手を離す事が出来ず、その場でずっと腰を振り続けていた。
冷却水のタンクは破損し、申し訳程度の修理は施されているものの僅かな隙間から常に水が漏れ続けている。
長きに渡る高速回転によってレールガンは根本から錆びて折れてしまい、破損した生殖器は足元で水に濡れながら朽ちつつある。
亀裂から絶え間なく垂れ落ちる水は作物の実りを増やし、生き物が飲めば性欲と生殖能力を高めて効率良く繁殖させる事が出来るように変わり、最早マニの身体を冷やすものでは無くなっていた。
「お゛………お゛ぉ゛……っ♡♡♡ち゛んぽっ♡♡♡」
「体調は、大丈夫……じゃ、なさそうだよね……楽にしてあげる……
クミロミはバケツに組んだ池の水に布を浸し、軽く絞ってマニの頭に乗せる。
最もマニの集積回路は大部分が不可逆に壊れており、論理的な対話能力も冷静沈着な理性も既に失われ、ただ熱による苦痛を和らげるしか効果がなかった。
それでも気休めになるならとクミロミは週に一度はこうやって頭や身体を冷やしに訪れ、ついでに汚れを綺麗に拭いていく。
猫が、いっぱい増えたから……エヘカトルが喜んでた……
機械から漏れ出た液体を舐めた野良猫があちこちで繁殖行為に勤しんでおり、どこの国にもどこの町にも至るところが猫まみれとなっていた。
「いつでもどこでも、猫と遊べるし………魚もたくさん食べられるって……はしゃいでて……
錆び付いた部分を優しく磨き、多少は威厳のある姿が保たれるようにする。
錆や汚れが取り除かれて綺麗になった身体でも尚も腰を振り続けるマニに、切なげな顔を向けるクミロミ。
……悲しく、ないの……何も、出来なくて……守りたいものも……失くして……
憂い気な様子で俯いたが、顔を上げると目の前には腰振りの速度を上げて激しく喘いでいるマニの姿があった。
「ちんぽ……♡♡ちんぽ……♡♡お゛っ………おち゛んぽぉ゛……っ゛♡゛♡゛♡゛」
擦り切れたカセットテープのように同じ言葉を繰り返すマニは、いささか興奮しているようにも見て取れた。
……君も……変わって、しまったんだね………
悲しそうに溢したクミロミの哀れみの言葉にすら昂り、かつてレールガンを搭載していた亀裂から大量の水をジョウロのように振り撒くマニ。
自身の置かれた境遇にすら悦楽を覚えるかつての友人の姿にいたたまれなくなり、クミロミは背を向けてその場を後にした。


『文明の進化は常に、自らに対する失望を人間にもたらした』

その失望が自身にももたらされるとは、彼を秀才たらしめる頭脳でも、自らが作り上げた集積回路でも、全く予測出来なかった事だろう。

彼の野望も、神の座も、思考するための回路も、尊厳も、たった一枚のマイクロチップによって全てが破壊された。

最早自身の志していた夢すらも認識できなくなった哀れな機械は、自らの惨状にすら快楽信号を発生させ、唯一出力できる言語として卑猥な単語を叫び続け、永遠に腰を振り続けるのだった……



~完~