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沁月
Public
ウ教×ハ♀ 相思相愛 読み切り
悠久なる想いは甘く微笑む
MHRウ教×ハ♀。夫婦/相思相愛。
2025年のバレンタインネタ。
仕事を終えて軽やかに帰路につくウを迎える、甘い香り。
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ウツシは後ろから身を乗り出し、娘に絡みつくようにしていた腕を使って彼女の片手を取ると、そのまま大きく口を開く。
「あ、ウツシさん、待っ
……
」
娘の抗議の声も何も気にすることなく、彼女が「待って」と言い切るよりも、速く。
何も迷わず、楽しげに、ウツシはチョコのついた最愛の妻の人差し指を流れるように、ぱくん、と咥えてしまった。
「あ
……
っ! ウ、ツシ、さん!もうっ
……
」
微かに、娘の体が小さく縦に跳ねたことを感じて、ウツシの目がゆったりと満足そうに細まる。
彼の手は娘の手をがっちり捕らえたままで、彼女が自分の意思で動かすことはできない。
体温よりもよほど熱い、生き物のようにうねり、娘の人差し指に絡みつくウツシの大きな舌は、彼女の指からゆっくりと、妙なほど時間をかけて、チョコを
掬
すく
いとっていく。
「ッ、もう
……
! 食べちゃ、ダメなのにっ
……
」
「ん
……
ふふ
……
!」
口の中から、ぬらりと娘の指を解放しつつ、ウツシは後ろから娘の顔を覗き込みながら、自分の唇の形に沿って器用にぺろりと舌を動かした。
彼の瞳は甘く蕩け、溢れ出る吐息もどこか満足そうで、艶やかさを増している。
「んふふ、あまぁい
……
! ごちそうさま、愛弟子」
「も、う
……
焼けてからなのに
……
!お腹壊しちゃいますよ
……
!」
「大丈夫、ほんのちょっとだけだったし。どちらかと言えば、キミの指の方が甘かったかも
……
?」
「! も、もうッ
……
!」
顔を赤く上気させながら、娘がウツシを見つめる。
後ろから覗き込んでくる彼の方に不思議と吸い寄せられるように顔を向け、彼の金色の視線と絡め合わせたまま、それを外せなくなってしまっていた。
いつの間にか、言葉ではなく視線で想いを交わし合い、気付けば顔が近寄って、チョコが蕩けそうな情熱的の甘やかな吐息を感じ合えるようになっていて。
「
……
愛弟子
……
俺の可愛い奥さん
……
! すぐにでも、食べちゃいたいくらいだ
……
愛してる
……
!」
「わ、たしも
……
! 大好きな、あなたに、なら
……
いつ、食べられても
……
私
……
!」
ウツシにも、彼に後ろから抱きしめられたままの娘にも、互いに高鳴る心臓の音が聞こえていた。
ゆっくりと少しずつ顔を近付けて、求め合うように唇が引き合って、重なろうとした刹那。
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