望月 鏡翠
2025-01-29 17:04:40
6208文字
Public 世界観共有
 

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世界観共有/ダーリンランデヴー!


三、阿久津 愁との面談
 ダーリンと契約状態にあるファタールであることを伝え、面談を行なった。
 十分の面談のあと、個別に印象の聞き取りを予定していたが、両者の間に会話がなかったため、急遽二、三の質問を用意することになった。

 *冒頭、面談の趣旨を理解していなかった件に関してラダからの謝罪。
「なるほど、あの人が契約を結んだ人なのですね。ファタールでしたか。知識としては知っていましたが、初めて本物を見ました。外見からはそうと分からないものです」
「彼は若いのに、とても疲れているように見えました。あれは契約の影響ですか? ファタールの存在は、俺たちの苦痛を和らげるために必要だということは知っていますが、人間の側にも影響はあるのでしょうか」
 *現時点では存在しないという回答
「では、彼は単に疲れていただけなのですね。それはいいことなのか、俺にはわかりませんが、ともかくよかったです。面談が終わったら、よく休んでください」
「実のところ、俺は少し緊張していました。ファタールにとって、ダーリンは生命線でしょう。それが他のダーリンという人類の脅威と、個室に二人きりになるということは、命の危険を意味しています。その件に、彼と契約状態にあるダーリンがどう反応するのか、予測できなかったからです」
 *ファタールとの同行は避けたいか、という質問。
「その向き不向きを判断するために様々な人と会話していると、理解しています。少なくとも、俺は職務上関わった相手に害意はないため、相手がそのことを信じてくれるなら問題ないと思います。俺は信頼に足る人間ですか?」
 *職員は回答しなかった。
「服装を同じくしたので、彼と俺は同僚のように見えませんでしたか」
 *厳密には異なるが、ラダはその差異を見分けなかった。
「あなたとも同じに見えますね。ここに馴染んできたように感じています。俺は嬉しいです」
 聞き取りの結果は以上となります。