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みそ
2025-01-08 18:00:51
3551文字
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本編ロナドラ
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巡る季節(ロナドラ/30年後ロナドラ掌編つめあわせ)
ポストカード1枚に収まる程度のロナドラたち 新しいの書いたら都度追加していきます
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冬の思い出と風物詩(30年後ロナドラ)
ある年の冬、「ドラルク様が丸いスズメを可愛いと言った!」とジョンがむくれて言ったのが事の起こりだった。
ジョンの言うとおりで、公園で見かけた冬のスズメは随分と丸かった。羽毛の隙間に空気の層を作って断熱してるんだとか、ナントカ。もしも触れたならどんな手触りだろう、指先は羽毛の野原に沈むだろうか。尤も、当時の自分はそれを可愛いと思うよりも先に、厳しい寒さの中で生き抜こうとする命の懸命さに心を打たれてしまって
――
そんな正真正銘の若造だった頃の記憶が、天気予報の最低気温と紐づいて蘇るようになって久しい。ドラルクはネクタイを締めるようになってから、マント以外の防寒具
――
共に暮らして、あれが防寒具でもあると知った
――
も、あれこれと羽織るようになった。ダウンコートもそのうちの一つだ。故郷よりは暖かいかもしれないが、それでも冬は冬。寒さに耐えるために小鳥と同じやりかたで着膨れて、いつもの何回りも大きな輪郭を晒す様は、有り体に言っていとおしい。
出がけの、真冬の装いをした恋人を呼び止め抱きしめれば、ふわふわの綿の下、ようやく本来の輪郭を感じる。これをしみじみと味わうのも我が家の風物詩の一つである。
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冬のスズメの丸さと30年後ロナドラについてのSSです。
2025/1/26開催 TOKYO FES Jan.2025 に併せて行われた、『ポスカ文学メーカー 無料印刷キャンペーン!』を利用し、印刷していただいたものを当日会場にて配布いたしました。
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