みそ
2025-01-08 18:00:51
3551文字
Public 本編ロナドラ
 

巡る季節(ロナドラ/30年後ロナドラ掌編つめあわせ)

ポストカード1枚に収まる程度のロナドラたち 新しいの書いたら都度追加していきます




やがて深まる秋


 馴染みのある鳥の声に気づいて窓に目を向けると、案の定何羽いるのか見当もつかない程の鳥の群れが近づいてくるところだった。夏から秋の終わりまで駅前エリアの街路樹をねぐらにしている鳥たちで、近頃の群れの大きさには『最盛期突入』の字が浮かぶ。
 野鳥は退治人が秋冬特に気に掛ける生き物だ。夜の間街路樹や水辺で固まって過ごす鳥を狙う下等吸血鬼は多い。ただ、それが元で仮性化した鳥が居ると通報を受けても空に逃げられてしまったら治療も何もだ。人間には成すすべがない。両方の接近を未然に防ぐ必要があって、それは俺たちの見回りにかかっている。
 執筆作業で凝り固まった身体を解しつつ、今夜のパトロールについて考える。対象を良く見て。小さなことからコツコツと。見習い時代に師匠から学んだことを、今年も一つずつやっていく。

 眺めているうちに、空を暗くするほどの群れは通り過ぎて行った。飛びながら一体何を話しているのか、鳴き交わす声は室内にいてもよく響いてくるけれど、俺にとっては正直どうってことはない。陽が落ちて、鳥たちと入れ替わりのように起きだしてくる恋人は、下手すりゃたったひとりで群れより騒々しい。

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現地散策記念です。夕暮れ時のムクドリがすごかったんです、どこも一緒だなあとか、ドちゃんはこれを聴きながら起きてくんのかな~とか思って
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