いぬみ
2023-05-13 11:32:05
15805文字
Public ガ!!
 

太陽がしずんだ世界

王佐パロ、ガ清が死んだ後のデュゼオの話。
ゼ曇らせ。かなり病んでます。
フォロワーさんのネタから発展して妄想させていただきました。



「民衆のために、と気を張っていると、どうにも、精神衛生上よろしくなかった」

「ああ。明らかに、お前は無理をしていた」

「ガッシュと清麿が帰ってきた時のため、なら、特に無駄に気負わず済むんだがな」

「責任感が強いのがお前のいいところでもあり、悪いところでもある」

「オレは博愛の王弟のようにはなれなかったらしい」

「皆を平等に愛すということは、簡単なようで、難しいからな」

「まだ、本当の意味で前を向けているわけじゃない。だが確実に、オレたちは落ちて、上がっている」

「落ちたことはさほど問題じゃない。諦めなければ、どうとでもなる。そういうことか。」

「そうだ。……太陽を待とう。我らの、太陽を。」

「太陽が戻るなら、月も、帰ってくる。あいつは、そういうやつだ。」

 魔物と人間の会話が続く。それは強がりだったかもしれないし、机上の空論に過ぎないのかもしれない。いずれにせよ、決してあてにできるものではない。
 それでも、ふたりは魔界の未来のひかりを、愚直に信じた。前を向いた。諦めなかった。諦めないと誓った。それだけの話だ。