Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
いぬみ
2023-05-13 11:32:05
15805文字
Public
ガ!!
Clear cache
太陽がしずんだ世界
王佐パロ、ガ清が死んだ後のデュゼオの話。
ゼ曇らせ。かなり病んでます。
フォロワーさんのネタから発展して妄想させていただきました。
1
2
3
4
5
6
「王様。おはようございます」
「陛下。本日もよろしくお願いします」
王。その名称が、自分を表すようになって、どれくらい経っただろう。もはや慣れ始めた、仰々しい呼称に、丁寧に返事をしていく。
「ここの統治の件はどうしましょうか」
「食糧不足の地域はどうしましょう」
片手に資料を持ちながら、部下は各々、相談を仰ぐ。王としての、私の意見に、耳を傾けている。
「ウヌ、そうだな。早めに解決案を募らねばなるまい」
口癖を、こぼしながら。今日も魔界のために尽力して、考え、手足を動かす日々が始まる。目まぐるしくも、止まってられない。会議で意見を擦り合わせたのち、自室へ
……
仕事部屋まで、足早に向かう。まとう赤いマントが翻って、視界の端にちらちら出しゃばった。
ふと踊り場にある、自分の背丈よりも大きな鏡に目がいった。紫電がきらりと光っている。髪色は太陽の眩しさをまとった金ではなく、夜闇の月明かりを詰めたような白銀だった。頬に刻まれた二本の線。王の象徴であったツノはない。
オレはゼオンだった。
ガッシュではない。
ガッシュは死んだ。清麿も死んだ。だからこそ、自分は今、〝王〟を代わりにやっている。
だのに、こんなにも。鏡を見る度、ふとした瞬間に、違和感が募る。
──なぜ、ここに映るオレはガッシュではないのか?──
それは、ガッシュへの切望なのか。自分が王である事実の否認か。だんだん仕草から口癖まで、焦がれるように弟に似てきている自分への、危惧か。
判別が、つかずにいた。
とりあえず自分にできるのは、魔界のための仕事だった。
……
判別から逃げるように、仕事に向かっていた。
1
2
3
4
5
6
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color