シフォン
2023-06-06 21:54:13
3761文字
Public 小説
 

黒白無常

2023年秦兄弟誕生日記念。
パラレル時空で死神として働く兄弟の話。
ファンタジー要素、捏造設定等多分に含みます。


 
 爆風が晴れ、気絶し動かなくなった悪霊を
 白無常が水晶玉に封じ込めた。

 「任務完了!今回は疲れたね、兄さん」

 「なかなかの強敵だったな。服もびしょ濡れだ」

 「帰ったらお風呂入ろうか。あれ……雨、止んでる。
  ……確かさ、僕たちの通り名って雨の逸話があったよね?
  一人が洪水で死んで、もう一人が後追いしてさ。
  でも僕たち、二人とも死ななかった。」

 「濁流に呑み込まれるほど、俺たちは弱くないってことだ。
  ……ところで崇秀、今日は何がいい?」

 「貴妃鶏!」

 「よしきた!最高に美味いの作ってやる」

 雨上がりの空に、二人の笑い声が響いた。