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MN*B
2024-06-20 21:50:07
18516文字
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蠱毒な夢術廻戦:pixivバックアップ
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E.2 回復する指針
シリーズ中第16話になります。
注意書きは1ページ目、もしくはシリーズ概要の方にあります。
このシリーズの閲覧、ブックマーク、いいね…どうもありがとうございます。
いつもと比較すると、ちょっとお待たせしました。
こんな文章量ですので、おそらく1週間に1本ペースですかね。
ストーリー内で開いた期間を補間するための話も書きつつ…って感じなせいなのもあります。
書いたのは番外編にあげようと思ってますが、キャラ数が増えてきて会話文多めなので、どういう文体にするかな…と迷ってますね。勢いで考えずにあげたい…願望…。
書かなくてもいい話たちじゃあるんですが、書き手のイメージを補うためですね。
どんくらい仲良くなったかな…ってイメージを固めるためです…。
最後の寿司話は、もうちょい掘り下げたのを番外編にあげる予定です。
【青嶺衛の『怖…。』レベル】
・五条悟の「それ相手死んじゃうかも」
・両面宿儺の「どこぞへ消えても構わんならな」
・釘崎野薔薇の「お子様どもめ!!」
#オリ主 #伏黒恵 #虎杖悠仁 #五条悟 #釘崎野薔薇 #夢術廻戦
2021年3月18日 05:42
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「ビフテキ!」「シースー!」
「じゃんけんで決めてね~」
テンション高
…
。
俺は別にどっちでも苦行なのは変わんねぇんだよな
…
。
だからといって、主張するほど食べたいものもないが。
食事へ行くことになった俺たちは、駅前でタクシーを待っていた。
その間、何を食べるかの争いが虎杖と釘崎で行われており
…
それを眺めているところだ。
「他人事みたいな顔してるけど、衛だってじゃんけんでテンション高かったときあるクセにー」
すまし顔しちゃって~
…
と、言いながら頬をつつくなやめろ。
俺は顔をしかめながら、つついてくる五条さんを見上げた。
「あのときは保険補償がかかってた」
高いのはテンションじゃなくて、万が一の事故対応費だ。
「そういえばそんな感じだった!シビア~!!」
「どういう状況だそれ
…
」
横で話を聞いていた恵が、困惑して口を挟んだ。
そこで勝利の雄叫びがあがる。
「よっしゃおらぁ!!」
…
釘崎が勝ったみたいだ。
「寿司かー。銀座のいつものとこでいっか」
「えー、俺回転ずしがいい!」
「ああ!?虎杖お前、ケッ!お前らもなんか言えよ!!」
虎杖にガン飛ばしたと思ったら、こっちにも来たぞ
…
。
「俺はどうせなら旨いのがいい。五条先生の金だし」
「え~?青嶺は?」
「
…
回転ずし。かも」
なんせ寿司以外のメニューも多いだろうからな。
そう考えて言ったのだが
…
。
「お子様どもめ!!」
怖
…
。虎杖とまとめてそんな風に呼ばれた
…
。
なんで回転ずしがいいって言っただけで、その剣幕なんだよ
…
。
釘崎に気圧されて、俺はちょっとだけ後退る。
「釘崎、お前
…
子どもからビビられるタイプだろ」
「ぐっ!?」
恵の唐突なディスりが入り、虎杖もそれに便乗して何事かを言い募り始める。
「しかもお前は回転ずし行ったことあんのかよ!ド田舎出身なんだろ!!」
「うっ!!」
「それにな
…
寿司が新幹線に乗って来るんだ!!」
「!!!」
途中から二人をほっぽり出して、こっちはこっちで会話をしていた。
「青嶺は回転ずし行ったことあるか?」
「俺はない。新幹線でって話もCMで見た記憶しかねぇな」
「
…
なるほどね。物は言いようってヤツか」
五条さんの呟きが耳に入った。
うるせ
…
。
「いえーい!俺レーン近く~!」
「は?私もそうに決まってるから!」
そう言った二人が、まずテーブル席の両側奥に座る。
「はしゃぐな」
恵が呆れながら席に座ろうと
…
「狭くね
…
?」
残り3名。内めっちゃデカいのが1名。
「奇数か
…
」
「何やってんのよ。私は狭いの嫌だから、アンタら男子三人が固まりなさい」
鶴の一声だった。
「なんで俺が間に挟まらなきゃいけねぇんだ
…
」
しょうがないとはいえ不服さはある。
替わる気ねぇんだもんな
…
とチラリと横を見た。
「せめて俺は通路側に居たいんだよ、狭いの嫌だからな」
断固拒否の構えの恵。
「座れてるんだから気にしなくてよくね?それより俺、青嶺が飯食えるのか不安なんだけど
…
」
先に席についた虎杖は、そんなこととは関係なさそうにしている。
しかも、ほぼ初対面みたいなもんなのに、そんな心配されるのはよくわかんないんだが。
「なんでお前がそんなこと気にするんだ
…
」
「いや、袖。醤油つきそう」
確かに。
俺は納得して、汚す前に袖を外すことにした。
止め直すのは面倒だが、こんな狭い状態で上着を脱ぐのも面倒だった。
袖をブチブチと取り外していくと、隣にいる恵がぎょっとした目でこちらを見てくる。
「おまっ
…
その袖、外せたのか!?」
「え、何そのカスタム
…
僕も知らなかったんだけど」
今まで外すほどのことがなかったからな。
…
五条さんも知らないことは知らなかったが。
周りからの視線を受けながら取り外した二本の袖を、適当に畳んで背中のほうに回す。
「うわ、アンタもう半袖?しかも腕細っ」
…
呪具の性質上、中に長袖の服が着にくいんだよ。
釘崎がドン引きしているその横では、五条さんが不思議そうにしていた。
「んー
…
あんだけ運動してたのに筋肉ついてないんだねぇ」
「でも青嶺って呪いとバリバリ近接戦してたよなー」
虎杖は小皿や湯飲みなんかを取り分けつつ、会話に混じってくる。
それを受け取った恵も話を続けた。
「青嶺も呪具で戦ってるからな
…
ってか待て、呪具どこにあるんだ?」
その言葉に、俺と五条さんはなんとなく固まる。
やっべ。袖、普通に畳んで後ろ置いちまったぞ
…
制服自体、校外で脱ぐことなんてなかったから油断してた。
ぎこちなく恵のほうを窺えば、まさか
…
と彼は息をのんだ。
「あの夜からお前の呪具見てないぞ!お前呪具なくしたんじゃ
…
!!」
病院のときにはすでになかったな
…
と焦ったように喋る恵。
…
そういえば制服脱いだな!目が見えないしで気にする余裕なかったが!!
傍から見たら制服の袖に隠してるって思ってもらってるのに
…
!
「え!?武器落としたってこと!?それヤベーじゃん!」
あんだけ振り回されてたら落としもするか!と納得しながら、恵と一緒に慌て始める虎杖。
…
あ、でもこれセーフだな。バレてねぇ。
さりげなく五条さんとアイコンタクトをとる
…
目隠しだけど。
適当に、事後処理の人で回収して修復中とでも言ってくれ
…
!
その視線を受けた五条さんは、まかせて!と言わんばかりに頷いた。
「そのことなんだけど、衛の腕から生えるよ、呪具」
「は?」
…
なんで言った!?なんで言った!!
俺が内心混乱しているなか、周りの3人の反応は
…
「私がわかんない話をしてんじゃないわよ。はやく食べましょ」
何食べようかしら
…
と心なしかウキウキしている釘崎。
「さすがに青嶺が特殊だからって
…
信じるわけないじゃないですか。よく考えたら、壊して代わりを選別中ってとこでしょう」
似たようなのあるんですか、結構高そうな代物ですけど
…
と、慌てぶりが嘘みたいに冷静になった恵。
そして、不思議そうな虎杖。
「いやそれはカッコイイけどさ
…
呪術師になると生えたりすんの?」
「ねぇよ」
即座に否定された
…
。
俺と五条さんは顔を見合わせる。
これはこれで、ちょっとショックなんだが
…
。
次回
『E.3 死赦處生』
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