MN*B
2024-06-19 01:08:05
14540文字
Public 蠱毒な夢術廻戦:pixivバックアップ
 

その地に伝承は眠り

 シリーズ中第3話目です。
注意書きは1ページ目にあります。シリーズ概要の方にもあります。

 前回と前々回の閲覧・ブックマーク・いいね、ありがとうございます。
増える度にガッツポーズしてます。
 今回の話も楽しんでもらえると嬉しいです。
 
 
 もうちょいギャグチックに、呪術高専に通うことを主人公が知る予定でしたが、想像上の五条悟が思っていたよりも大人だったのでシリアスになってます。彼が大人すぎました。

 このシリーズは、人生一年生の主人公が呪術高専で成長する…そういうお話を書きたくて書き始めました。…いまだに呪術高専に辿りつけてません。
ホラーを書くのが好きなのに日常しか書けてないの、グダりそうで恐々してます。

 やっと次回が、原作沿いになる前の前日譚本番って感じです。
次回予告詐欺になるかもしれません。その場合探索編になります…。
 
 
 
#夢術廻戦 #五条悟 #オリ主 #オリキャラ
2021年1月13日 18:11


××町 人柱伝説


 この町昔だと村は、川の埋め立てによって開発された土地だ。
とはいっても、ごく一部がその元・川にあたるだけで、大半は平野。
川の埋め立ての際には人柱が立てられたっていう歴史が、この町にはある。
その人柱を供養している供養塔もあるし、おそらくマジの話。

 なぜ人柱を立ててまで川が埋め立てられたのか?
向こう岸へ行き来をしやすくするため、川を狭くして橋を作りたかったとかだったはず。
そのままの川幅じゃ橋をかけても無駄だったらしい。
もしかしたら、人柱は橋のために立てられたのが、埋め立てとごっちゃになってるのかもな。


 最初に川の埋め立てが行われたのは、約300~400年前。
どうして期間に幅があるかっていうと、予定されたり中止されたりとかが何度も重なって、残された資料の内容もあやふやになってるからだそうだ。
しかもこの埋め立ての時点では、川は完全に埋め立てられないまま終わったらしい。
工事のときに、そこそこの数の犠牲者もでたとあるからそのせいかもしれない。

 川は大幅に狭くなったものの、しばらくは川として生きていたとある。
だが150年ほど前に、川の完全な埋め立てが行われた。
 埋め立てといっても、いわゆる暗渠地中に埋められただけらしい。
一応まだ川でもある分類としては廃川になるが。


 ちなみに人柱は、川の主水神様に対して捧げたらしい。
川埋め立てるんだから、そらそうか。
石櫃(せきひつ)、石でできた棺桶的なのに入れられた人柱だとか。

 その人柱には供養塔が作られたんだが、それには元々、文言が書かれていたらしい。
郷土誌の供養塔について書かれている部分に、その文言がのことが記してあった。

『水神と共に鎮め その御許で眠るべし。
 その水の流れで 穢れを禊 祓い給え。』

それが書いてあったという、実際の供養塔を見に行ったことがあったが今では文字が削れていてわからなくなっていたってオチだ。    



 疑問が残って調べまくった記憶があるんだが、どうにもわからなかったことがある。
それは、人柱はどこに捧げられたのか。

 捧げられたのはもちろん川なんだが『生きたまま石櫃にいれて川の社に捧げた』とある。
流したではなく、埋めたでもなく、社に捧げた
言葉の綾かもしれないが、そこが引っかかった覚えがある。


 そして困ったことにこの人柱については、この古い方の郷土誌にしか詳しく書かれていない。
解説書の方には、埋め立ての際に人柱が立てられたことと、それを供養するための供養塔があることくらいしか言及されていなかった。
 なぜ新しい方には残さなかったのか?それも疑問だったな。



 一般人が適当に調べたくらいだと、この程度の情報だな。