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enoki181
2022-10-09 17:14:52
25477文字
Public
リプレイ
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【CoC】夕星と上原兄妹でいく「女王の卵」【リプレイ】
他システムからのコンバートキャラで遊んだログ。これだけでも読めます。
PL:成海さん、エノキ(KP兼任)
シナリオ
https://booth.pm/ja/items/172129
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KP:正面玄関は静かだ。
電気が通っていないので自動扉が開く気配はないが、それほど力を込めなくても手動で開けられそうだ。
上原蒼華:「
……
開いた。出口は確保できたわ」
夕星 晋:密かに息を吐く。
「ガソリン撒くのだけ手伝いを頼みたいが
……
おい、上原、大丈夫か」
上原珠天:「あ、はいなんとか
……
」
上原蒼華:「大丈夫じゃないでしょこれ」
夕星 晋:「お前、ここでちょっと待ってろ」
上原を床に座らせる。
「蒼華、力仕事で悪いが手伝い頼んでいいか?」
上原蒼華:「構わないわ」
夕星 晋:医局に戻ってガソリンを入手する。
開いてない水があるならそれは蒼華に持たせとくか。
「痛み止めは効果ないと思うけどな。気休めになるなら飲ませとけ。お前も飲んどけよ」
上原蒼華:「ん。ありがとう」
受け取ってとりあえず一旦水分補給。
夕星 晋:訓練室を囲むようにガソリンを撒いていく。
上原蒼華:反対側から撒いていくわ。
夕星 晋:杏の死体のことは一瞬だけ気に掛けるが、そんな暇もないとすぐに捨て置くことにする。
「火種はひとつだけで十分だ。そっちは帰ったら預かる」
蒼華にはこう伝えておく。
上原蒼華:「分かったわ。あとは頼んだわよ」
夕星 晋:「ん、任された」
上原を立たせてやって、外まで肩貸してやるか。
上原蒼華:正面玄関前で待機します。
夕星 晋:撒いたガソリンの中に死体から拾い上げたライターで火をつけ、落とす。
KP:立ち上った火がごうごうと音を立てて炎へと変わり、大きく燃えていく。
夕星 晋:
……
本当にこれでよかったのか?
女王がいるだろうと想定している訓練室だが、中を一切見ていない。
逃げ出す前に確認しようと扉に手をかける。
KP:夕星が扉に手をかけた瞬間、おぞましい気配が伝わってくる。
POW*5で判定をどうぞ。
夕星 晋:CCB<=15*5 POW (1D100<=75) > 75 > 成功
上原蒼華:「何してるのよ早く出なさい!」
KP:夕星の背筋に凍りつくような寒気が走る。
扉の向こうに何かがいる。
じっとこちらを見ている。
どろり、体が溶け出す。
それを見ている。見られている。
そんな恐ろしい白昼夢に呑まれそうになった時、蒼華の声が耳に届く。
どうやら、意識を手放す寸前だったようだ。
その場に崩れ落ちそうになっていた膝に力が戻る。
夕星 晋:「
……
ッ」
はっとして扉から手を離した。
足に力を込め、ごうごうと燃え盛る炎の向こう側へ駆ける。
病院から出て、二人の近くに寄った。
KP:炎はさらに燃え広がり、1階全体に広がっていく。
やがて建物すべてを包み込むのだろうか。
灼熱の炎の中、何かの咆哮が聞こえた気がした。
それは断末魔のようだった。
同時に、訓練室から大きな振動が走る。
局地的な地震はすぐに収まった。
KP:上原珠天は強い眩暈に襲われる。
頭の奥が痺れるような感覚。
思考が上手くできず、その場で意識を失う。
KP:上原珠天の首筋が別の生き物のようにうねりだす。
それは、皮膚の下で激しくのたうち、やがて何事もなかったかのように平坦に戻った。
皮膚の腫れが引くと、大量の鼻血が出る。
上原珠天は失った意識の中で、大量の虫が破裂する音を聞いた。
おぞましさのあまり、叫びながら飛び起きるだろう。
KP:上原くんはSAN値チェック。1/1D6。
上原珠天:1d100<=45 【SAN値チェック】 (1D100<=45) > 59 > 失敗
上原珠天:1d6 (1D6) > 1
[ 上原珠天 ] SAN:45 → 44
上原珠天:失敗とは
夕星 晋:お前らなんで1しか出さないんだよ
上原珠天:「っ!? あっ!」
全身汗かきながら起き上がる。
夕星 晋:上原が意識を失ったのにはぎょっとするな。
「何か見落としたか!?戻るか
…
!?」
とか言ってたときに上原が起きてくるか。
上原蒼華:「お兄ちゃん!!」
全身汗かいてる兄を見て涙目になる。
上原珠天:「あ、えっと、だ、大丈夫だ蒼華。痛み引いてる」
上原蒼華:「本当!? 本当に!?」
上原珠天:「本当本当。何か破裂した音も聞こえたし
……
」
夕星 晋:「
……
顔色、よくなってるんじゃないか」
蒼華の頭を撫でながら。
上原蒼華:一応病院で診てもらうまで本当の安心はできないかもしれない。
でも
……
「よ、良かったぁ
……
」
涙を隠すように兄の胸元に顔を埋める。
上原珠天:「心配かけたなあ」
よしよしする。
「支部長、ありがとうございます」
夕星 晋:「部下見捨ててけないだろ」
鼻血まみれの顔に思わず笑う。
……
よかった。
上原蒼華:「
……
ていうかここ結局どこなの!? 早く帰りたいんだけど!」
夕星 晋:「さあ。森だか山だか
……
とりあえず離れるぞ」
上原珠天:「とにかく道なりに進んでみるのが良いかなと」
KP: 病院の外に出ると、寂れた車道が広がっていた。
視界の先に、小さな光が見える。それは街の灯りだった。
極度の緊張から開放されたせいだろう。
その場に座り込んでしまいたくなるほどの疲労と虚脱を感じた。
けれど、あなたたちは、その場に立ち止まることをよしとしなかった。
背後にそびえ立つ建物から遠ざかりたい一心で、歩き出した。
そして、いつしかあなたは、走り出していた。
走れ。
走れ、走れ、走れ、走れ、走れ、走れ、走れ、走れ、走れ、走れ。
あなたを追う者はもういないけれど。
走れ。
走れ、走れ、走れ、走れ、走れ、走れ、走れ、走れ、走れ、走れ。
息がきれても、その足を止めることはできそうになかった。
KP:「女王の卵」これにて終了です!お疲れ様でした!
上原蒼華:おつかれさまでした!
KP:生還報酬は2D6のSAN値回復です。
夕星 晋:2d6 (2D6) > 8[2,6] > 8
[ 夕星 晋 ] SAN:71 → 79
上原珠天:2d6 (2D6) > 6[2,4] > 6
[ 上原珠天 ] SAN:44 → 50
上原蒼華:2d6 (2D6) > 8[4,4] > 8
[ 上原蒼華 ] SAN:68 → 76
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