黑野羊
2024-03-24 00:57:08
6939文字
Public 意味不明小説
 

意味不明小説《4》

意味不明で、ちょっと怖い、不条理だったり、シュールだったりする、短いお話集
掲載作品)
欠けた月が浮かぶ空の下/大きな世界の隅っこの羽化/小噺:自殺の形/いつもより静かな朝に/ビルとビルのすき間のビル/白い風が吹き消したのは/待ち合わせの喫茶店で/スキマの/地球儀/賢者


大きな世界の隅っこの羽化


かのように広大な世界において、それが与える影響は指先程にも満たないであろうが、限りなく零とも言えないので、容認せざる事実として受け止めなければいけないものの一つだ。
だからと言ってその小さな事象一つ一つを摘み上げて、あーだこーだと論じるのも、姦しい。
いくつほどその事象があるかというと、大小を織り交ぜて数え上げたらそれこそ気が遠くなるだろう。
羽化の一つ一つが必ずしも人間に判る音を起こすのだとすれば、それはそれは限りなくも激しい破裂音となって、世界中を駆け巡り、人間の脳に死んでしまうほどの刺激を与えるだろう。
羽化の音がそれこそ無音に響くために、破壊的破裂音は生成されず、人間は生きているのだ。
だからと言って羽化を排他的に見逃すのは解せん事実であり、それがマイナスの事象となりうる場合もあるからである。
類似しているが、事象を認める認めないというこれまた小さな事象は、プラスとマイナスという観点から大きく異なっていると言えよう。
羽化とは則ち全ての小さな始まりでるということを覚えておいて頂ければよろしいかもしれませんね。
猫が欠伸をするのも小さな羽化でございますように、つまり大変つまらない事象だという認識の波紋を広げる小さな始まりでございます。
するなれば、まぁそろそろいい加減にこのグダグタな文章遊びにも飽き始めたしだい。
言わずもがな、お気づきの方も、何が何やら分からない方も、全ての始まりへ、さらりとお戻りいただけますよう、ここは明確にしめますよ、ごきげんよ「お」。