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黑野羊
2024-03-24 00:57:08
6939文字
Public
意味不明小説
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意味不明小説《4》
意味不明で、ちょっと怖い、不条理だったり、シュールだったりする、短いお話集
掲載作品)
欠けた月が浮かぶ空の下/大きな世界の隅っこの羽化/小噺:自殺の形/いつもより静かな朝に/ビルとビルのすき間のビル/白い風が吹き消したのは/待ち合わせの喫茶店で/スキマの/地球儀/賢者
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賢者
人間とはなんとも賢い生き物だ、とふと思うときがある。
例えば、へとへとになって遅い時間に仕事から帰って来た時に、テーブルの上にぽつんとカップ麺が置いてあり、家の中に人の気配が微塵も感じられない、こんな状況の時などだ。
お湯を入れて3分も待てば飢えをしのげる。
素晴らしい。
そして、飢えを凌ぎながら、専業主婦の妻がこんな時間に家にいないという事実と、最近の風当たりの悪さから、不倫相手の所だろうと簡単に推測出来てしまうということに、賢さと引き換えに心が狭義になっている事実をただただ実感するばかりである。
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