黑野羊
2024-03-20 10:09:18
5624文字
Public 意味不明小説
 

意味不明小説《1》

意味不明で、ちょっと怖い、不条理だったり、シュールだったりする、短いお話集
掲載作品)
穴/小噺:チリバコ/血液型はA型/小噺:ボウシ/薬屋/誰だってそうなのです。/小噺:コトノハ/not always same/歩道橋/小噺:砂時計


血液型はA型


一本一本丁寧に、彼は縦線を引いていた。

几帳面に。等間隔に。

今度は一本一本丁寧に、彼は横線を引いていた。

几帳面に。等間隔に。

それを見ていた父親が彼に言った。

「なんだいこれは。
 味気ない上に人情味に欠ける区切り方だなぁ」

すると彼はこう言った。

「父さんのは雑って言うんだよ。
 こっちの方が管理しやすいだろう?」

そう言って、彼は区切った土地に、人間達を置いていった。


最近代替わりしたらしい神様は、どうやらA型らしい。