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黑野羊
2024-03-20 10:09:18
5624文字
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意味不明小説
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意味不明小説《1》
意味不明で、ちょっと怖い、不条理だったり、シュールだったりする、短いお話集
掲載作品)
穴/小噺:チリバコ/血液型はA型/小噺:ボウシ/薬屋/誰だってそうなのです。/小噺:コトノハ/not always same/歩道橋/小噺:砂時計
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小噺:チリバコ
さて、皆様、日々をせかせかとお過ごしになる皆様、初めまして。
ミヤというけったいな話し手の話ではございますが、まぁまぁお聞きください。
皆様、不要になったものなどお持ちではありませんか?
こちらに「チリバコ」がございますので、よろしければ捨ててください。
さて、この「チリバコ」
それは元々はゴミ以外の別の物を入れておく箱であったわけです。
「散り箱」とも言われておりましたね。
散り散りに砕け散った物を、とりあえずひとまとめにしておく場所、とでも言いましょうか。
例えば、もう復縁など到底に出来そうもない人間関係とか、
大喧嘩のきっかけになった大切な約束とか、
遠く幼い頃に実現しようと思っていた夢とそれに対する熱意とか。
ほんの少し前なんですが、その散り箱に希望を棄てて行った者がおりましてね。
困ったもんです。
散り箱の中身と希望が一緒になると、ミレンガスが発生してしまって大変なんですよ。
なので皆さん、希望を棄てる際にはくれぐれも散り箱には棄てませんよう、ご注意ください。
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