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憂依
2024-02-17 22:44:46
20170文字
Public
供養シリーズ
供養③:これが俺らの愛の形/それが彼らの愛の形/これが僕らの愛の形(火緑)
書きかけのネタ供養シリーズ。うちの火緑の話。
書きかけの話の前書きで「どうでもいいですが、私の中ではうちの火緑はア○ヒスーパードライならぬ火緑スーパードライって呼んでます。全然うまくも面白くもないですね、ハイ。」とか書いてることからお察しの通り、あんまり馴れ合ってないけど一応付き合っているらしい二人というのが私の中の火緑像です。
かきかけすぎてやばいな、これ。高尾との話とか落ちをどうするつもりだったのか全く思い出せない。
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語る言葉などない。
触れ合うぬくもりも、交わす熱も必要なく。
求めるものなど何一つない。
報われることにも通じ合うことにも意義はなく。
まるで、他人のように生きていく。
そんな関係に、疑問も後悔もないけれど。
それでも、時折。
たった一本の細いつながりと言う名の糸を、手繰り寄せたくなる時もある。
「そんじゃ、またな」
後ろを振り返ることもなく、火神は背中越しに手を振るう。
火神にしてみれば、顔を合わせてわずかに言葉を交わしただけで十分に満足だった。
元々、もしかしたら会えるかもしれない程度の気持ちだったのだ。
久しぶりに元気そうな顔を見て、おなじみの悪態を耳にすると、環境や境遇が変わったとしても、緑間という男の本質が何一つ変わっていないことを実感させられる。
だから、未練も後悔もなく、満足だけを胸にしてその場を後にしようとした。
その、背中に。
「待て」
予想だにしない声がかけられた。
まさか、この状況で引き止められるとは思っていなかった火神は最初何が起こったのか一瞬理解できなかった。
だが、火神は知る由もないが、それは声をかけた緑間も同じだ。
何かを思ったわけではなく、思わず去ろうとした火神の背に声をかけてしまったのだ。
驚いたように肩を揺らしたかと思うと、おそるおそるというように火神がこちらを振り返る。
……
自分もだが、この男も大概だな。と、そんな言葉が頭をよぎる。
『さみしいのか?』
先ほど、火神が口にした言葉がよみがえる。
聞いた瞬間は、何を言っているのかと思わず理解の範疇の外に投げ出したくなったが、もしかしたら。
その言葉のとおりだったのかもしれない。
「んだよ、まだなんか言い足りないのかよ」
「
……
お前、日本に帰ってきているといっていたが、宿はどうしてるんだ」
「あ? いや、急になんだよ」
「どうなんだと聞いているのだよ」
「あー、近くにホテルとってんだよ。高校ん時に住んでた時の家はアメリカ行くときに解約したし」
「ふん、プロプレイヤーさまはずいぶんと金が余っているようだな」
「ンだよお前。結局何が言いたいんだ?」
「さっきも言ったが、俺の家はこの近くだ。なんなら泊まっていくか」
「
…………
は?」
ポカン、と。大口を開けて間抜け面を晒す目の前の男に、まるでいたずらが成功したかのような感情が湧き上がる。
「
……
おい、言っとくが。四年ぶりだぞ。我慢できる自信ねえぞ」
何を、なんてのは聞かなくてもわかっている。
「バカかお前は。家に招いてる時点で察しろ」
緑間の家は随分広いな、というのが目を覚ました火神の正直な感想だった。
割と綺麗めな外観で、中は2kバストイレ別。
先日訪れた同じく一人暮らしをしている黒子のワンルームと比べると、就職したばかりの一人暮らしにしては立派なものだ。
几帳面な緑間の性格が出ているのか、インテリアや室内はモノトーンでまとめられていて、物も少なくきちんと整理されている。
昨夜部屋に訪れた際は室内を見る余裕なんてなかったので、
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