黒竹
2022-06-05 01:27:15
22727文字
Public プロセカ
 

#5 BINGO!

【プロセカ】【しずあい】【花里先生パロ】みのはるも出ます。


 卵焼きはどっちが好きかもう知っているし、ハンバーグを出すと妹の話になることも知っているし、それ以外にもいろいろなことを桃井愛莉は知っている。
「雫、明日って何時入り?」
……九時、だけど、あの、愛莉ちゃん」
「なぁに?」
 ベッドに恋人を押し倒している桃井愛莉は、猫みたいに目を細めながら彼女の長い髪をすくって遊んでいる。組み敷かれた格好の日野森雫はややオロオロした表情で愛莉を見上げていた。
「で、できれば、もう少し手加減してほしいな、なんて……。ほら、私もう二十六だし、若い愛莉ちゃんとは体力の差がね?」
「二十代なんてまだまだ若いわよ」
 喉の奥で笑いながら雫の透き通った頬に唇を当てる。
 いろいろなことを知った桃井愛莉だったが、なによりも。
「約束通り毎日お味噌汁作ってあげてるんだから、わたしも食べさせてもらわないと不公平でしょ?」
 この世界一きれいなひとが、ベッドの上では世界一かわいくなることを知ってしまった。
 その最高のサプライズプレゼントは、もう手放せそうにない。